新渡戸稲造は米国の反日感情を改善すべく、病気の体を推して訪米し亡くなったのである。
私の新渡戸の関心は植民政策で、日米関係ではない。
しかし、新渡戸の著作に日米関係が多く割かれている。
新渡戸が米国の反日原因にあげているのが、
1.宋美齢に象徴される中国人によるプロパガンダ、
2.米国のイエロージャーナリズム、
3.中国に派遣された米国人ミッショナリー(質が低い)
パラオで確認したイエロージャーナリズム。
放っておけば、反日につながるかもと思い書く事に。
拿捕した船をパラオ警察が爆破した映像が取り上げられ、ニュースになって世界に発信された。
この拿捕劇。まずは日本の水産庁が派遣した取締船がパラオEEZ内にびっしりとある違法操業を発見。
これを報道したパラオ在住英国人ジャーナリストRichard Brooks が当方に寄せたコメントが下記である。
Maybe if Japan stopped plundering the oceans, killing whales and dolphins for consumption and calling it science, failing to report it's tuna catches and then hiding behind a non-existent law and polluting the oceans with it's fukashima radioactivity? Don't think we haven't noticed.
和訳をする気にもなれない。
当方が問題視するのは彼のフィリピン人奥さんがパラオのジャーナリストで、多くの記事を執筆し世界に発信している事だ。彼女も悪いのは日本を含むアジア、という考えのようなのだ。
Brooks氏は写真家で、今月発表される、ロバート・レッドフォードとポール・アレンが制作したOcean Warriorという映画に映像を提供している。
Robert Redford’s New Docu-Series OCEAN WARRIORS to Premiere on Animal Planet
http://www.vimooz.com/2016/11/23/ocean-warriors-robert-redford-animal-planet/
この映画、どうやらシーシェパード讃歌のようなのだ。ロバートレッドフォードは以前にもシーシェパードと組んで、Shark Waterという映画を制作している、という。
ただ、パラオ人の友人達は、誰もこの英国人写真家の言う事を信用していないから安心しろ、と教えてくれた。そうであれば良いが、太平洋島嶼国や海洋問題の現実を知らない一般の人々は騙される可能性もあるだろう。