このブログで、太平洋のフランスの事を意識し、取り上げている。
太平洋というと米豪NZの裏庭だが、フランスはそのEEZの70%を太平洋で確保しているのだ。
太平洋のフランス領は無視できない存在。
歴史的には英国と太平洋を取り合った背景が。フランス革命の最中、英国に先を超された形だが、ブーゲンヴィルやラペルーズなど有名な探検家がいた。
オセアニア、ポリネシア、ミクロネシア、メラネシアという名称もドモンド・デルビルというフランス人航海者が命名。
戦後は核実験を巡って豪NZとの確執、即ちグリーンピースの虹の戦士号事件などがあった。
現在は仏豪NZの防衛協力枠組みFRANZや、これに米国沿岸警備隊が加わった4カ国防衛枠組みなど協力関係は強化されている。
この太平洋におけるフランスの動きがどうも日本で取り上げられないのが気になっていたが、下記のニュースを昨日見つけた。やっと出た、そんな感想をもった。
「中国を警戒し始めた「太平洋国家フランス」の安全保障事情 「対中武器輸出」の蜜を棄て包囲網に加わる? 」
http://www.sankei.com/premium/news/170116/prm1701160003-n1.html
日本は豪州の潜水艦受注でフランスに負けたのだ。
他方、日仏、日英、日豪、日米等の2国間防衛協力は進んでいる。
このシアターが太平洋島嶼国なのである。
再来年の島サミットに向けて海洋安全保障政策が必要だ。
日本政府はまだ動いていないのではないか?
少し意識して書いて行きたい。