やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

太平洋島嶼国と気候変動

アメリカ「パリ協定」離脱でも、地球の気候には全く影響なかった」

川口 マーン 惠美 2017.6.16

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52024

この記事を見かけて気になっていた。

気候変動と米国の離脱は関係ない?

もしかして気候変動は人為ではない?

もしかして気候変動は本当ではない?

もし、気候変動自体も人為も否定されるとしたら島嶼国はどうなるのか?

沈まないんだから、いいじゃない。先進国のせいじゃないんだからいいじゃない。

そういう反応にならないだろうか?

それを、島嶼国が気候変動の主役(犠牲者)になった頃から一人で心配している。

たとえ、気候変動ではなくとも、たとえ、島が沈まなくても、

島は脆弱なのだ。

たとえ先進国のせいではなくとも、小島嶼国は支援を必要としている。

独立と共に奪われた移動の自由もあり、他に逃げる事は難しい。

どういう事かというと、どこか大国の保護国、もしくは自由連合などの関係を維持していれば、ある程度の移動は可能なのだ。

米国と自由連合協定を締結するミクロネシア3カ国やニュージーランドとそれを結ぶクック諸島のように。。