やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

IAEA原子力技術が太平洋島嶼国を救う?

IAEA signs deal with Pacific Community

http://www.radionz.co.nz/international/pacific-news/335990/iaea-signs-deal-with-pacific-community

Nuclear Technology to Help Pacific Islands: IAEA Director General

https://www.iaea.org/newscenter/news/nuclear-technology-to-help-pacific-islands-iaea-director-general

Innovative Partnerships for Sustainable Development https://www.iaea.org/newscenter/statements/innovative-partnerships-for-sustainable-development

国際原子力機関事務局長、天野氏が70周年の迎える太平洋共同体事務局の総会(ニューカレドニア、ヌーメア)に出席。 原子力技術で太平洋島嶼国を支援する(している)とスピーチし、さらなる協力に署名した。

原子力技術が、太平洋島嶼国が抱える海洋問題、水問題、食糧の安全確保、さらには健康まで支援する、という。 太平洋島嶼国といえば、原子力である。 ビキニ、ムルロアを始めとする核実験。日本は80年代核廃棄を提案し袋だたきにあった。。。

現在の島サミットの背景には90年代初頭から開始したプルトニウム輸送への反発を押さえる意図があった。 通称ラロトンガ条約と呼ばれる南太平洋非核地帯条約もある当該地域は原子力へのアレルギーが強いはずである。 天野事務局長のSPCでのスピーチの件はラジオニュージーランド以外あまりニュースになっていなさそうなのだが。。 

これも来年の島サミットの目玉になる?