英国のテリーザ・メイ首相が来日中である。
対英外交と太平洋島嶼は一見関係なく見えるが、太平洋島嶼国の多くが英連邦の一員で未だに英国女王を君主に頂いている国家が多いのだ。
英連邦ーThe Commonwealthのサイトをひさしぶりにアクセスしてみた。
メンバー国は52カ国。
太平洋は豪州、フィジー、キリバス、ナウル、ニュージーランド、パプアニューギニア,サモア、ソロモン諸島、トンガ、ツバル、バヌアツと、豪NZを抜かすと9カ国とPIFメンバーの中でマジョリティである。(残りの5カ国は、ミクロネシア3カ国と、NZの自由連合国のクック諸島とニウエ。後者の2カ国も英国女王(NZとしての)が君主なので実質12カ国)
英国の対太平洋政策はEU加盟と共にEUとして行ってきた。今EU離脱が決まった英国の対太平洋政策がどうなるのか、特にBBNJ始め海洋問題から興味深い。
過去には、日英こそ海洋国家として同盟の関係にあったのである。
そして戦勝国の英国は多くの島嶼国家、即ち現在国連で開発問題や海洋問題の中心的アクターとなっているSIDS(Small Island Developing States) の大元締め、と言ってもよいであろう。
<関連ブログ>(大英帝国関係では結構ブログ書いている)