やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

太平洋島嶼国での英国の役割

チャタムハウスからの太平洋島嶼国議論。

New Diplomatic Posts Could Give UK a Fresh Path to Influence

11 May 2018

https://www.chathamhouse.org/expert/comment/new-diplomatic-posts-could-give-uk-fresh-path-influence

サモア、トンガ、バヌアツに英国外交使節が開設される。

筆者は豪州、ニュージーランドの管理、支援能力に限界を指摘する。

それは太平洋島嶼国もわかっているだろう。

ニュージーランドサモアにしたことを見れば一目瞭然だ。現在は友好協定を締結してはいるが。。

私は英国外交使節開設に大いに期待したい。

特に情報の面だ。もしまともに情報収集ができていればバヌアツは南シナ海で中国を支援したりしていなかったであろう。

国際法とか、国家として持っているべき専門性が太平洋島嶼国には皆無なのだ。

英国の外交使節はそのような情報、インテリジェンスの面で太平洋島嶼国を支援するであろう。特に英国がこの地に紹介したタックスヘイブンのシステムもしっかり監視指導して欲しい。