やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

海洋を破壊するブルーパシフィックの実態!ー 世界遺産を破壊し座礁事故で石油流出

ソロモン諸島の座礁事故。

2月5日に起った事故は1ヶ月以上放置されたまま。

船には600トンのオイルが積まれ、既に80トンが流出している。

世界遺産となったレンネル諸島でボーキサイト採掘していたのはインドネシアの会社だ。そしてこの船は香港の船籍。船の所有者はKing Trader Ltd.という香港の会社。保険は韓国の会社。まさか船長が北朝鮮人でないとは思うが。。

これがブルーパシフィックの実態だ!

なぜ世界遺産にした島で採掘をソロモン諸島は許可していたのか? 島嶼国は権利ばかり主張し、義務を無視している。ブルーパシフィックは何を言いたいのかさっぱりわからないが、海洋環境は本当に壊れてしまうだろう。一番の問題は中身のない議論を進める国連とそれを煽る中身のないNGOである。