やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

チャゴスを中共から守れ!(後ほど書き直します)

 
インド洋に浮かぶ真珠の首飾り。その一つがチャゴス諸島で英国が管轄権を得て米軍基地があります。中東の安全保障の要。
この島の領有権をめぐってモーリシャス政府がアフリカ諸国の支持を得て国際司法裁判所に英国を訴え、昨年勝訴。
しかしここを渡せばモーリシャス政府が中国に基地を売り渡す可能性は大。モーリシャス政府、すでに中国の統一戦線にやらています。
英国は先週、モーリシャス政府にお返ししません、とのレターを出したらしい。(ここは要確認)
問題は国際問題を知らない京都大学法学部教授濱本教授がモーリシャス政府の弁護をしたり、トラ8で武田先生が自決権万歳とコメントしたりする日本のお花畑状況なのです。肝心の日本政府は確か中立の立場。本来ならば中東の安全保障は自分の事のはずなのに!です。
それにしても強制的に島を追い出されたチャゴス島の人の問題を国際社会で支援していくことが、安全保障と同時に西側で議論されるべきでしょう。
さらに加えて、香港の例を見てもわかる通り自決権というわけのわからない国際法の概念が世界を混沌に陥れれいる現実を私たち見ているのです。
東亜の解放は何からの解放だったのか?解放した後の秩序はなんだったのか?中国の拡張主義と日本のそれを比較する時重要な観点だと思います。
 
関連サイトをアップしておきます。
 
 
英国保守議員。チャゴス返還を拒否
 
 
 
 
Michael McDevitt
インド洋のインド、中国、英米の安全保障をめぐる議論。
 

ーリシャスにある統一戦線。United Front

やっぱりモーリシャス、中国の手に落ちているかも。

インド洋の安全保障も重要です。英国、フランスが辛うじて小さな島を維持しています。

Homepage | Mauritius Chinatown

 

モーリシャスの中国の動き。

モーリシャスは米軍基地のあるチャゴス諸島の件があるので重要です。ICJ判決では英国が敗訴。私はモーリシャス政府の背後に中共がいると思っています。

https://www.facebook.com/permalink.php?id=187929828623026&story_fbid=695112011238136

 

これはモルディブのケースだがリゾート開発という名目で埋め立てが進むFeydhoofinolhu 島

 

非核条約がアフリカにもあるのか。 1996 Pelindaba Treaty
チャゴスがモーリシャスに戻れば米軍が核を持ち込めなくなる。
英国も同条約署名国だ。
太平洋のラロトンガ条約署名国のオーストラリアは外国船はこの条約の対象とならないという解釈で米軍の核持ち込みを容認している。。