やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

「南沙(スプラトリー)諸島の歴史」 片倉 佳史

 南沙(スプラトリー)諸島の歴史 片倉 佳史(台湾在住作家)

https://www.koryu.or.jp/Portals/0/images/publications/magazine/2017/11/rekishi.pdf

 

南沙諸島を日本が領有していた歴史はあまり知られていない?と私もぼやっとしか知らずこの記事を読ませていただいた。

「この海域は長らく無主の状態となっていた。た だし、魚介類は豊富で、・・・そういった状況に変化が現れるのは、日本人が燐礦石の存在を知ってからである。」

とある。つまり島や環礁に領有権を派生させたのが日本人だったのだろうか?

きっとだれかが議論しているはず。グアノを根拠に島を獲得して言ったのは米国だ。グアノ島法、という。