8月30日から9月2日までの4日間、第20回大統領サミットがオンラインで開催されていた。
早速議事録が公海されている。
このミクロネシア地域枠組みの動きは90年代から、すなわちこの大統領サミットが開始する以前から関与してきたので感慨深い。この枠組みで2008年にミクロネシア海洋安全保障事業をたちあげたのだ。
https://gov.fm/files/Joint%20Communiques/20th_MPS_Naoero_Communique_SIGNED.pdf
議案は、コロナ、貿易、そして安全保障と続く。
安全保障は海上境界線、越境犯罪、IUUの3点。越境犯罪では既存のMicronesian Transnational Crime Unitにキリバス、ナウルの参加を呼びかけている。IUUでは地域の海洋安全保障政策を策定とあるので、来年海上自衛隊はシップライダーズでこの海域を全て回ったらどうであろうか?
4つ目の議案はミクロネシア大統領サミット事務局の設置である。これは以前から出たは消え出ては消えしてきた案件だ。暫定事務局をナウルに起き、地域機関として法的手続きをするという。
最後の議案は国連、地域機関のミクロネシア地域への事務局開設について、だ。
なおミクロネシア連邦のパヌエロ大統領がオーストラリアのABCインタビューに答えている内容も興味深い。PIFからは相当なアプローチがあるようだが、口先だけで実際に何が改革されるか示されない限りPIF脱退は確実、とのこと。キリバスに日本大使館ができるニュースを大統領に送ったら、すぐにイイネもらいました。
Micronesian leaders still committed to leaving PIF - Pacific Beat - ABC Radio Australia