最近の自決権の学術議論をウェブで検索していたら見つけた論文である。
論文自体は1986年のもので1987年に家正治氏が数ページに要約している。第一章が自決権の学問上の起源、とあるのでここは原文を読んでみたい。
家 正治 ベンジャミン・ニューバーガー『非植民地化後のアフリカにおける民族自決』 神戸外大論叢,37(5),73-86 (1987-01-31)
ベンジャミン・ニューバーガーは1943年イスラエル生まれの政治学者である。
2008年に"National Self-Determination: A Theoretical Discussion" Nationalities Papers. 20 November 2018 を執筆している。
論文を紹介された家正治氏は、自決権に関する論文をいくつか書いており、お名前は記憶にあるのだが議論を覚えていない。チュチェ思想の指導的立場にありウィキによれば、2017年4月14日には、北朝鮮の親善勲章第2級を受勲。2020年には金正恩の誕生日を祝賀するための「チュチェ思想新春セミナー」で講演を行っている。金正恩著作研究会の顧問をでもある。
この背景を知って読むのを止めた記憶がある。今話題の統一教会とも関係があるのかもしれない。