やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

ミクロネシア大統領サミット11−15

ミクロネシア大統領サミット6−10

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ミクロネシア大統領サミット1ー5

今回のミクロネシア5カ国のPIF離脱を巡って、ミクロネシア大統領会議って何?というコメントが多くあり、皆さん誤解しているので、その立ち上げから目の前で見てきて支援してきた私としては、その記録を残しておきたい。 20年も継続しているのに、事務局の…

作家の嘘 

太平洋島嶼国のことを、作家の百田さんが時々虎8で話す。先日はバヌアツの違法漁船取締りの件で「小国ですら中国の違法業線を云々」とやっていた。多分日本語になったニュースを読んだだけだ。英語で次々と出てくる関連ニュースを追い、バヌアツの社会制度…

『民俗台湾』創刊の背景 ー 池田鳳姿 1990

そろそろ海洋法の博論を書き出そう、勢いを得るために小田滋先生の論文を読もう、とウェブ検索していたら小田先生の台湾独立論を見つけた。海洋法の実務家、小田滋先生の論文は読んでいるとなんだか元気が出てくるのだ。 思い出話であろうとそれほど期待せず…

『国家平等理論の転換』田畑茂二郎1944年メモ

大東亜共栄圏を国際法の立場で推進していた、田畑茂二郎博士の1944年、終戦間近の論文である。国会図書館のデジタル資料で読める。 大東亜共栄圏の中で独立国家を認めるか、日本の支配の下に置くか、という議論に対する答えだと思う。酒井哲哉著「国際関係論…

小田 滋著 ー 主権独立国家の「台湾」 : 「台湾」の国際法上の地位

小田 滋。主権独立国家の「台湾」 : 「台湾」の国際法上の地位 : (私の体験的・自伝的台湾論) 日本學士院紀要 2007 年 62 巻 1 号 p. 43-68 海洋法の大家、小田滋先生が台湾論を、しかも「主権独立国家」とうたった論文を書いていらっしゃる。何気に読み出し…

「社会人として破綻」していた千野さん2

千野さんから侮辱する言葉を投げかけられて、しばらくショックでどうすればいいのかぼーっとしていた気がする。勿論仕事は粛々とこなしてはいたが。 はっきりとではなく、何気なく、千野さんから言われてことを当時笹川平和財団の会長で、千野さんにレクして…

「社会人として破綻」していた千野さん

www.sankei.com 阿比留さんの「社会人として破綻」で思い出した。今米軍がパラオを拠点に活発に動いている。この基盤を作ったのが私で、足を引っ張ったのが産経の元論説委員長千野けいこだ。彼女は太平洋島嶼国の事も安全保障も海洋問題も、何も知らない。知…

『日本人の底力』渡辺利夫・田尾憲男対談 読書メモ

拙著『インド太平洋開拓史ー2つの海の交わり』を出版していただいた明成社の田尾憲男社長から年末にランチをお招きいただき、田尾氏と渡辺利夫氏の対談本をいただいた。読もう読もうと思って机の上にあったが今日パンケーキと共にやっと読めた。日本がいか…