やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

『タックスヘイブンの闇』と島嶼国(1)

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 評論家、江崎道朗氏がミクロネシア諸国が独立した背景には米国がこれらの小国をタックスヘイブンとして利用している事をYouTubeで暴露してしまった!

 

これは知る人は語らない話。大物政治家も絡んでいる。怖い話なのです

パナマペーパーなど山程ネタはあるのに直ぐに消える話題なのは、多分、メディアも絡んでいるからではないだろうか?

合法なのだ。誰もがやっている話なのだ。マフィアも、テロリストも、金正日も。。

 

太平洋島嶼国と26年付き合ったいると、この手の話は山程出会う。

この件を知らずに太平洋島嶼国は語れない。

しかしどれも断片的でまとまったペーパー、特に学術ペーパーは極端に少ない。

ニコラス・シャクソン著『タックスヘイブンの闇』(朝日新聞出版、2012年)は学術書ではないが、よくまとまっていると思う。一回読んだきりだが、江崎氏の発言を聞いて裏を確認しようと本を開いた。

 

え? オリジナルの情報に当たらないのかって?怖くてできません!

でも、目の前に、太平洋島嶼国には、ゴロゴロあるんです。時々ポロッとこのブログで書いています。

 

前置きが長くなったので2、3回に分けます。