インド太平洋構想から、勘で頭山満を検索していたら何とユーミンに辿りついてしまった!
そのことが書かれている「愛国とノーサイド 松任谷家と頭山家」(延江浩著)を図書館で借りて読み出したら止まらない。
頭山家にかまつひろし入り浸っていたとか、六本木のキャンティを巡る芸能人と頭山家、松任谷家の関係とか。。
最初の疑問のインド太平洋構想とはほぼ関係ないが、自分の若い時の文化がこうやって生まれたんだ、とか、ユーミンの音楽の多様性、奥深さの背景とかがわかって面白い内容であった。
その中でも意外だったのが、三島由紀夫と自分の共通点を見つけた事。
三島が全共闘に呼ばれて講演をした時に天皇について言及した箇所がある。三島は陛下が3時間、木造のように微動だにしない姿を目撃し感動したことを全共闘の聴衆に話している。私が天皇について意識が変わったのは、トンガ国王の国葬で日本の皇太子殿下が5時間近く一糸も乱れず姿勢を保っていたのを目撃してからだ。
そんな事で感動して、一生御守りしようと思い出したなんて、頭が変だと思われるだろうから黙っていたが、三島由紀夫も同じだったのである。
あのお姿に感動していいんだ。
挑戦したことはないが3時間微動だにしない、ってそんな簡単にできる事ではない、と思う。
ところで、この本を読む限りでは頭山満が後藤新平と繋がっているようには思えなかった。
後藤の義父、安場保和や横井小楠を読んだ方が良さそうな気がしてきた。
ここら辺、先行研究はないだろうか?