やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

矢内原の帝国主義研究

自決権の向こうにあるのが植民主義であり、帝国主義であり。。

矢内原は帝国主義についても色々書いている。リストアップだけして後で読みたい。

目次に「帝国主義」と書かれたものを拾った。

第1巻

植民及び植民政策(索引には10頁に渡って)

植民政策の新基調

(目次には帝国主義の文字はないが、文章では帝国主義を多く扱っている)

第2巻

帝国主義下の台湾 177〜

第3巻

帝国主義化の印度459〜

第4巻

帝国主義研究 1〜

 超帝国主義について 71〜

 軍国主義帝国主義・資本主義の相互的関聯 109〜

 世界経済発展過程としての植民史

  5.帝国主義 155〜

論文(上)

 帝国主義の現勢 377〜

第5巻

国際経済論

 第2章 世界の成立

  第4節 帝国主義時代 18〜

 第3章 帝国主義

  第1節 帝国主義の概念規定 21〜

  第2節 資本主義と植民地 25〜

  第3節 価値論と植民地 28〜

5巻にある「帝国主義の概念規定」が面白いの少しだけ。

帝国主義、という言葉はフランスのナポレオン3世から始まった。ニューカレドニア、交趾支那カンボジアソマリランド、メキシコ等に遠征軍を派遣し領土拡張に従事したことから、帝国主義が政策的意味を持つ、特に海外侵略野心の代名詞となった。