昨年11月に中国政府がパラオへの中国人観光客規制を呼びかけ、「一気に」「半分に」中国人観光客が減った、と書く記事を多々見かけるのだが私の手元に届くパラオ政府の資料からはそのような傾向が読み取れない。
書きにグラフにしてみた。2017年11月観光規制が出てから、2018年2、3月は前年よりも観光客の数は増えている。
何を根拠に大統領は、そしてメディアは中国人観光客が減ったと書くのであろうか?
もし意図的フェイク情報であれば、今回パラオ議会で「脅し」とも取れる中国人ビジネスマンのスピーチは何を意味するのであろうか?
パラオの人々の意見を追っていると中国人が出て行ってくれる事にせいせいしている様子だ。そして台湾が昨年の約束通り、飛行機便を増便する、とのニュースもある。
このニュースによると台湾からのフライトを週2便増便するとのこと。現在日本からはデルタの直行便がなくなってしまい、グアム経由の便しかない。台湾経由でパラオに入る選択も日本人観光客に出て来た。