やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

ソロモン諸島台湾断交 ー マライタ州姿勢鮮明に、チャールズ皇太子の影響は? (2019.10.29-11.24)

9月16日に衝撃的に台湾断交に踏み切ったソロモン諸島。あれから2月。動きは以前より緩慢になったが、マライア州の動きが鮮明になってきた。英国チャールズ皇太子訪問が何を意味するのか。(何も意味しないような気もするが)

今までFBに上げてきたニュースと一言コメントの一覧です。

隣のブーゲンビル独立を問う住民投票も気になります。中国がしっかり国家計画示しているそうです!

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台湾断交と関係しているかどうか?

チャールズ皇太子、いよいよソロモン諸島に。
Vunagi総督とソガバレ首相と歓迎を受け、今日日曜日はthe Saint Barnabas Provincial Cathedral of the Anglican Church of Melanesia で礼拝。

Prince Charles arrives - Solomon Star News

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チャールズ皇太子、ソロモン諸島入りです。
海洋政策とマラリア政策を。中国との関係に何か影響はあるんだろうか?

Prince Charles arrives today - Solomon Star News

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中国が75年リースするはずのツラギ島の所有権は慣習的土地所有者ではなく政府にある、と。その根拠が1896年の英国植民時代にCharles Woodford が購入したことにある、と。
独立によってCharles Woodford の所有権はそのまま政府に移ったのか?

“The whole island was purchased in 1896 by Charles Woodford for the British Solomon Islands Protectorate, and remains government land to this day.”

Tulagi ownership clarified - Solomon Star News

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複雑すぎて理解できないが、多分。。
中央政府、すなわちソガバレ率いる与党が、反中のマライタ州で冷たくあしらわれた、とかいう報道があり、そのような言葉の使用はプロパガンダであると、この民主マライタ党の方が言っている、という話、だと思います。

要はマライタが今回の台湾断交に対し相当な圧力をかけている、と。ソロモン諸島どうなるのだろう?明後日からチャールズ皇太子が入ります。ソロモン諸島の君主はエリザベス女王です。

M4D reacts to GCU report - Solomon Star News

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マライタ州知事Daniel Suidani氏はマラいたの多くのコミュニティに、マライタ州としての立場を明確にした。すなわち中国との新たな外交関係に反対。ソロモン諸島が中国と外交を結ぶには、様々な防御策が先に必要だ、と。
 中央政府からの補助金は法の下で行われ、政治家の判断ではない、とも。

 マライタはソロモン諸島の政治的中心地であり首都ホニアラの人口の7−80%はマライタ出身者である。

 この後ダニエル・スイダニ氏、どう動くのか。分離独立?

Suidani reaches out to his people - Solomon Star News

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ファーウェイがまた沸いて来た!
中国が狙っているのはツラギ島だけではない。以前オーストラリアがその使用を断念させたファーウェイが台湾断交を機会に首相との間で新たな協定を締結する動きを野党が指摘。

中国は正しいことをしている。問題はこの後ソロモン諸島の人たちがウィグルやチベット、香港のような処遇に合わないかだ。

PM urged to confirm Huawei-Telekom talks - Solomon Star News

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やはり中共は金で台湾と手を切らせたのだ。ってみんな知っているけどこうやって証拠が出てくるのは嬉しいことです。
しかもマライタ島はソロモン諸島の中でも力があるのです。首都ホニアラの人口の大半もマライタ出身!

But China's influence could have a sinister side. Daniel Suidani, the Premier of the Solomon Islands largest island Malaita, tells Liam Bartlett he was offered a SI$1 million (A$178,306) bribe to support his country's switch to China.

60 Minutes: China staging 'soft invasion' of South Pacific

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Prince Charles will be in Solomon Islands on the 24 and 25 of November, following his visit to New Zealand and Tuvalu.

ソロモン諸島にチャールズ皇太子が来るのが11月24−25日。その後ニュージーランド、ツバルを訪問。ニュージーランドも中国どっぷりだからなあ。

Prince Charles to visit Solomons, focus on climate change | RNZ News

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いつもフォローしている地元紙ソロモンスターに動きがないのだ。それ自体が怪しい。

と思ったら野党が不信任案を準備する動きが。

Motion of No-Confidence on 18 November against Solomon Islands PM Sogavare invalid says Clerk to Parliament - Papua New Guinea Today

6分あたりからのソロモン諸島のニュースでは9つある州の一つマライタ州が強行に中国に反対を示している。ソロモン諸島の政治はマライタを中心に回っているし、首都ホニアラに70−80%の人口はマライタ出身かその子孫で構成されているので無視できない動き、だそうだ。 

Pacific Beat: Thursday - Pacific Beat - ABC Radio Australia

そういえばチャールズが今月ソロモン入りする話はどうなっただろう?

Motion of No-Confidence on 18 November against Solomon Islands PM Sogavare invalid says Clerk to Parliament - Papua New Guinea Today