やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

パルド大使の論文とムーミンパパ

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海洋法条約の父、パルド大使の論文ってあまり出て来ないなあ、と呟いたら下記の2つをムーミンパパさんが教えてくれました。(ツイッターのアカウント名です。多分国際法を専門にされる方です)

後で読んでコメント書きますが、パルド大使は海洋の専門家でもなんでもなく、マルタが1964年に英国から独立する前は国連の信託統治委員会事務局の事務員でしかなかったのです。多分その時に外交や、海洋問題を学んだのでしょう。ここら辺は少しじっくり調べたいなと思っています。海洋の母と呼ばれるエリザベス・マンも海洋の専門家どころか音楽学校を出ただけではないかと思うのですが、これも確認しないと。。

もし学術的バックグラウンドがなくても2人が残した影響は大きすぎるほどで、否定する立場ではありません。しかし海洋の事を何も知らずに語るパラオの大統領やハリウッドの俳優に重ならない、でもありません。。

 

Arvid Pardo, Foreword, 14 SAN DIEGO L. REV. 507 (1977). Available at: https://digital.sandiego.edu/sdlr/vol14/iss3/2

Arvid Pardo, The Convention on the Law of the Sea: A Preliminary Appraisal, 20 SAN DIEGO L. REV. 489

(1983).
Available at:
https://digital.sandiego.edu/sdlr/vol20/iss3/3