近々、名古屋の高校生400人にオンライン授業を実施する。
テーマは「沖縄とパラオの貧困・移民・犯罪、SDGs」と盛り沢山である。
沖縄の八重山諸島で「やしの実大学」と言う事業を私が企画し運営してきた。1997年から2004年まで自主事業として実施し、2006年から2008年までは琉球大学に委託する形で継続。実際に八重山に入ったのは1994年だ。
石垣島では1995年に太平洋メディア交流事業の受け入れをお願いして大成功だった。八重山には14年通った事になる。
今回高校生にSDGsの話をするに際して西表島のイリオモテヤマネコを巡るエディンバラ公と皇太子殿下のやりとりを紹介しながら、島の人の生活、価値観に「持続可能な開発」の焦点を当てる予定だ。
そこで西表島の人とは誰か?思い出すのが石垣金星さんなのだ。ウェブ検索したらお元気でご活躍中。八重山関連の資料を読み返していたら、金星さんが序文を書いた報告書が出てきた。下記に2ページの報告書序文を掲載させていただきます。
そこには「・・インターネット時代はこれまでの調査方法とはがらりと変わりつつありますが、自分の足で島々を、山々を歩き回るという調査の基本をもっと大切にすべき・・」と書かれている。西表島に行きたくなった。金星さんに会いに・・
序文の最後に、西表島は南の島から漂着してきたという伝承を持つ村、鹿川村(カヌカ)があり、「カマイ」という言葉が、ポリネシアの「いるか・シャチ」であることが書かれている。金星さんにポリネシア人を会わせたのは私であるがそんな会話がされていたとは・・今日始め知った。
Maori dictionaryでは
いるか は waiaua
シャチ は kakahi
カヌカは 人を意味する kanak kanaka に似ているような気もするが・・