ラグビーワールドカップから学ぶUK
昨晩のフランスvsウェールズ戦は9対8でフランスが勝ったようである。
ラグビーには相変わらず興味がないのだが、ニュージーランド全体がラグビー一色なので見ないわけにいかない。当初より気になっているのがなぜイギリスだけイングランド、ウェールズ、スコティッシュと3組出て来るのか、ということだ。
オーストラリア、ニュージーランドに暮らして初めて知った事が、UK全体を意味してイングリッシュとこちらが言うとイングリッシュとはUKの中の一部族でしかなく、「私はスコティッシュです。」とか返される。
今でもその違いは明確である、ということだ。いや、1999年にスコットランドの議会が約300年ぶりに復活した事は、UKのイングリッシュ、スコティッシュ、ウェールズ、アイリッシュの違いはより明確になる傾向にある、といえるのかもしれない。
私達が日頃「イギリス、イギリス」と言っているが、イギリスとはアングロの事であり元々ブリテン島にいた民族ではない。ウィキでいろいろたどって行くと、ドイツ北部、デンマークとの国境近くにあるアンゲルン半島が起源とのこと。また諸説あるようだが、アンゲルとはhook,釣り針の意味だそうである。
その話しを、イタリアでのロングバケーションから戻って来た連弾友達に話したら、全く知らなかったらしく驚いていた。連弾仲間の友人はスコティッシュで、ご主人はイングリッシュ。スコットランド対イングランドの闘争の歴史は夫婦間にも引き継がれているようで、「イングリッシュ」が「釣り針」という意味である事を奥様はいたく気に入っていた。