やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

バヌアツで日本のODAが意外な活躍

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薗浦外務副大臣のバヌアツ入りを英語でFBに上げたら100件近いイイネをすぐにいただいた。

日本に対する期待大きいようだ。

その中で、日本のODAで建てられたヴィラ中央病院が多くの患者を救ったというコメントがあった。

この病院、約14億円かけ昨年完成。

バヌアツ、1980年の独立後は旧宗主国の英仏の支援が充分だったとは言えない。

実はこの病院、肝心の医師や看護婦がいなくてオープンできないという噂を去年聞いていて知り合いが責任者だったので心配していた。

でもまさかこんな活躍を見せるとは。

なんと、当方のFBに薗浦外務副大臣からコメントが寄せられ、古い病棟は屋根が飛んでいた、ということだ。

薗浦外務副大臣は共同ニュースで、短期的支援の他に、長期的支援を行う、と言っている。

「120万ドル緊急無償援助へ バヌアツなど被災国に」

ポートビラ共同】

http://www.sankei.com/photo/daily/news/150322/dly1503220021-n1.html

バヌアツー 日本にとっては遠くて遠い国。

旧宗主国の英仏は、搾取、拉致、差別を行ってきた。独立後も前も、多くの離島への支援はほぼゼロに等しい。地方創成を掲げる日本が、バヌアツのこれからの開発を支援する役割は大きい。