<上記映像はPIF事務局長メグ・テイラー女史を迎えたインタビュー。内容は太平洋地域主義やフィジーのメンバーシップ問題について>
昨年の夏、「島と海のネット」事業を立ち上げる際のカウンターパートについて、寺島常務、古川部長から意見を求められた。
寺島常務たちは長年PIFと協議を重ねてきたようだ。
笹川太平洋島嶼国基金のカウンターパートであったPIF(当時はSPF)を1991年から観察してきているし、特にフィジー問題を抱えた2000年初頭からPIFの組織的問題は悪化してきているとの認識があったので、具体的事業を進める相手としては賛成できない、との意見を述べさせていただいた。
しかし、昨年末から新事務局長のメグ・テイラー女史を迎えたPIFの組織改革は目を見張るばかり。
ちょうど「島と海のネット総会」が開催された5月25−26日に重なったPIFのオーシャンガバナンスの会議では、テイラー女史の指導力行動力が発揮されたのである。
「私たち、ハイティをするためにあるのではありません。行動しましょう。」
とAndie Fong Toy事務局次長も引っぱり出してビーチ掃除活動を展開した。
"High Hopes for High Seas!"
Dame Meg Taylor
http://www.huffingtonpost.com/dame-meg-taylor/high-hopes-for-high-seas_b_7556618.html
またテイラー女史は海のないパプアニューギニア高地出身である自身の事を語りながら、当初自信がなかったが、海洋を巡る状況は刻々と変化し、PIFは機会を活かし、挑戦を続けなければならない、と熱く語っている。
テイラー女史が形容した”ハイティ” ー まさにPIFのイメージそのものである。
PIFは浜辺でゴミ拾いなんかしない。会議室で語るだけ。
過去のPIFは島嶼国のリーダーの意思を軽視し、PIF事務局が豪、NZに仕切られていた可能性が高い。またそのような非公式な声を至る所で耳にする。
この5月に開催された「島と海のネット総会」では、大鉈を振るっているテイラー女史の事を寺島常務と古川部長にご説明し、早々にフィジーに行く事を提案させていただいた。