やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

神武の海洋安全保障政策(3)瀬戸内海と門司

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六甲ターミナルからは戦艦、じゃなくてフェリー「やまと」乗船した。 阪九フェリーが神戸と大阪から2隻、名門大洋フェリーが大阪から2隻と一日の4隻ものフェリーが関西と門司を結んでいる。そんなに需要があるのだろうか?

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どうやらトラックの需要があるようだ。運転手さんが船で睡眠を取りながら移動できるということなのかもしれない。
ところで、瀬戸内海の初航海。全く揺れず。 フェリーには温泉までありました。 これだったら2千年前でも3千年前でも海上移動は目をつぶってでもできたのではないか? 神武東征も瀬戸内海の沿岸を行ったり来たりしていただろう。 なんせ3千年以上前に、台湾あたりから決して波穏やかとは言えない太平洋を数千キロ渡ってパプアニューギニアの北部東海岸まで辿りついていたのだ。オーストロネシア語族は。
  

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残念ながら瀬戸内海を東西に横断するフェリーは夜行便しかない。 ほとんど景色が楽しめないまま、朝日が昇る新門司港へ。 初めての門司。 観光駅というコンセプトでレトロを装う門司駅。 駅員さんも写真OKとのこと。 そういえば、鉄道の制服は後藤新平のアイデアだったはずだ。