やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

中国企業有害砕石をバヌアツの空港建設に?

太平洋島嶼国と中国のニュースが後を絶たない。

 

今度はバヌアツ。

空港改修で中国関連企業から賄賂を受け取った14人もの国会議員を汚職で摘発し刑務所に入れたのに、世銀の資金で工事を請け負ったのはなんと中国の会社。

しかし、下記の記事によると、契約したその中国企業は、フィジーから持ち込むはずの砕石が、家畜に害を及ぼす可能性のある中国から持ち込まれそうになった、とのこと。

政府のバイオセキュリティ担当官の判断で船は沖に止められたまま。

 

バイオセキュリティ ー  BBNJの海洋管理どころの話じゃない。中国はこういう事をする国なのだ。そして、今回たまたまバヌアツ政府と政治リーダーが(レゲンバヌ大臣かと想像する)が止めたが、他の島では既に運び込まれている可能性もあるのであろう。

 

 

AGGREGATE RISK

http://dailypost.vu/news/aggregate-risk/article_da395e42-6a8f-54bf-bf9e-186c6160c7a6.html?utm_medium=social&utm_source=facebook&utm_campaign=user-share