やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

What is Australia up to?

     

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英国、チャタムハウスの知り合いから興味深い記事が送られて来た。 今日読む予定の資料が色々あるのだが先にこちらを。 最近の中国を、そして太平洋島嶼国をめぐるオーストラリアの動きが簡潔にまとめられ、この問題をフォローしていない人には貴重な記事、だと思う。
まずは、米国の要人が次々と豪州を尋ね「本当の友達って米国でしょ!中国に注意しないさいよ。」と言われている一方で、米軍との共同使用の豪州北部ダーウィン港を中国に99年貸し、米国を唖然とさせたり、オーストラリア国立大学の教授や、元大臣が親中の論文を書いたり、お金を受け取ったり。。。 それだけでなく、ナウルに台湾との国交を中止せよと圧力かけたり(これは知らなかった)、民営化を促進させて中国の影響が入りやすくしたり、と太平洋島嶼国を不安定にさせる要因まで豪州は作っている。。。 豪州の多くの防衛省とインテリジェンスコミュニティは現在起こっていることを心配しているし、状況は悪化するばかり。。 一体オーストラリアは何をしようというのか? こんな内容でした。 すぐに思い出したのが「アイルランド問題」。 これがこの「オーストラリア問題」の根源にあるような気がした。勘です。 そして、この記事を送ってくれた知り合いにすぐ返事を。 「what is Australia?は同様の質問だけど、オーストラリア、ニュージーランドが関係する、チャタムハウス、コモンウェルズ、そしてCrownはどうなのよ?」 Brexitによる英国の対太平洋島嶼国政策、そして対豪州、ニュージーランド政策もフォローしておく必要がある。