やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

イヴァンカさんが語る潜在能力とピンクのミニスカ

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トランプ大統領の娘、イヴァンカさん来日は結構ニュースにも取り上げられていたが、私が気になり、今週末のニュージーランド学会でも取り上げようと思ったのは、彼女が働く女性についてアマルティア・センの潜在能力を語っていたことだ。もしかしてイヴァンカさんはセンなんか知らないかもしれない。だけど彼女が語った内容はセンそのものなのだ。

 

「全ての女性が働く女性なんです。毎朝出勤するか、子供と家にいるか、両方するか、そんなことは関係ないんです。」

 

「1日家にいて育児をする女性をほんとに心から尊敬していますし、その選択を尊重したいです。自分の家族にとって何が正しいことか、選べるようにするため法的・文化的な障壁を取り除くことが私たちの世代の責務」

 

どのように生きるか選択する自由と達成する自由を、すなわちセンの潜在能力、Capability Approachを語っているのだ。しかもピンクのミニスカで!

 

<ピンクのミニスカ>

私も20代の時、ピンクのスーツを持ったことがある。ミニスカではなくズボンだったけれど。

女性陣の、おばさまからのイジメにあった。色が悪いと言われなかったがヒップラインが良くない、と言われたのを今でも覚えている。黒か、茶か、緑だったら言われなかったも?

二度とピンクは着なかった。

今思うと何を着ても文句をいう人は言うのであろう。

 

イヴァンカさんはわざとピンクのミニスカで、あの日を決めたのだと思う。

偏見に囚われない、誹謗中傷もお断り。

よしっ!来年はピンクのミニスカを挑戦するぞ!