やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

ターンブル首相来日

ターンブル首相が今日、来日。

「日本にすり寄る豪州 ターンブル首相18日訪日、政権テコ入れ 中国離反、米とは関係悪化」

2018.1.18

http://www.sankei.com/world/news/180118/wor1801180007-n1.html

この記事タイトル「日本にすり寄る豪州」豪州が聞いたら怒るだろうな。面子を潰したらアカン。

日清戦争で日本が勝ってからアンチ日本を国是に白豪主義、人種差別して来た国なのである。第一次世界大戦で日本に助けられた恩は忘却し、第二次世界大戦での憎しみを増幅させる国民である。

「一方、豪州の同盟国である米国との関係は冷え切ったままだ。初の電話会談を「最悪だった」と酷評したとされるトランプ大統領とターンブル氏との関係が改善する兆しはみられない。2016年9月に駐豪州米大使が帰任してから15カ月以上、同席は空席のまま。豪州では「外交上の侮辱行為の一歩手前」(フィッシャー元副首相)などといらだちが募る。」

米豪関係、こんなに悪いのか?これが豪州の対中国姿勢に変化を与えている原因か?

安倍政権は今年の島サミットに向け、太平洋の広義の海洋安全保障を豪州の顔を立てる形で支援すべし。「小国の決断を支援するんです」とパラオの海洋保護区案を目を潤ませて支持する官僚のいる国交省と違い、外務省、水産庁は太平洋の現場を知っている。でも外交辞令上、誰も言えないであろうからここに書こう。

豪州、努力しているが何もしていない。

大平洋島嶼国、海を囲い込み自分たちの権利を叫ぶだけで自ら管理も開発もできない。結果便宜置籍船で北朝鮮を支援している。

これが太平洋の海洋の現実。

ターンブル首相「日本との軍事協定で中国の威力に対抗」??

今更。。でも大いに結構。

安倍総理には第一次世界大戦で日本が豪州、ニュージーランドそして英領であった大平洋島嶼を守ったことを言って欲しい!あの大戦こそ日英同盟の成果であり、終止点にもなってしまったのである。