以前から日本語にしたかったPTSD(心的外傷後ストレス障害)を抱えた人にしてはいけないこと。。。 私が笹川平和財団で受けたハラスメント、暴力は恐ろしいものだった。そのことを言うと「忘れろ」「あなたにも責任が、」などと言われてきた。その内、様々な形で心に傷を抱えた人たちや専門家に出会う機会があり、このような言葉が凶器であることを知った。
しかし、本当に傷ついた人しかその苦しみはわからない。米国はベトナムの帰還兵のPTSD(心的外傷後ストレス障害)への対応でこの分野は百歩も千歩も進んでいる。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)にしてはいけないこと、して欲しいこと。英文を見つけたので少しずつ和訳していきます。間違っていたり、もっと良い和訳があったら教えてください。
<PTSD(心的外傷後ストレス障害)の人にしてはいけないこと。>
哀れんだりしないで。
恐れたり避けたりしないで。
治そうとしないで。
判断しないで。
彼らを理解できている、とわかったふりしないで。
言ってはいけないこと。。。
「まだ治らないの?」
「あなた、気が狂っている」(私これ笹川平和財団でよく言われました)
「乗り越えなさい。」
「幻想よ」
「強くなりなさい。」
「あなたを直してあげることができるわ」
「少なくとの怪我はしていないのだから」
「私も同じ経験があったけど乗り越えたわよ」
「あなたに必要なことは・・・こと」
「you are on your own now」
「pull youself together」
「全ては過去のことよ」
「これ以上不満を言うのは止めなさい」
「過去を忘れて前に進むのよ」
<PTSD(心的外傷後ストレス障害)人にして欲しいこと。>
優しさと尊敬を持って接して欲しい
彼らが抱えていることの現実と深さを認識して欲しい
元気付け支援して欲しい
日々彼らの立場に立って想像してあげてください
あなたには彼ら・彼女らを決して理解できない、と言うことを認めてください
もし彼ら・彼女らが望むのであれば一緒に探索することに誘ってください
彼らの居場所を尊重してあげてください
地域の退役軍人センター、医療関係者、カウンセラーに一緒に行くことを提案してみてください
愛する人を支援する人になってください
彼ら・彼女らのために祈りましょう
彼ら・彼女らの話を聞きましょう
PTSDと日々あることが勝利であることに気づきましょう
<PTSDとは。。>
Post Traumatic Stress Disorder :心的外傷後ストレス障害は誰にもで起こること。それは恐ろしい経験、命に関わるように危険を受けたことが原因。PTSDになると緊急事態に全身が固定されてしまう。(fight or flight or freeze survival) そしてその緊急事態の状態は、残りの人生に渡り永久にプログラムされてしまう事がある。24/7 彼ら、彼女らは原因となったトラウマ、危機的状況と共に生きている。何かのきっかけで、トリガーがあって危機的状況になると彼ら・彼女らはそれに対処することはできないし、その余裕はない。
PTSDはアメリカだけで数百万人が影響を受けていて、彼ら・彼女らを見守る友人、家族を含めればもっとだろう。
トラウマがあらゆるレベルで襲いかかってくる ー 肉体的、感情的、精神的、そしてスピリチュアルに。症状は広範に渡る。典型的症状はフラッシュバック。記憶障害、怒りや他の感情の突然的爆発、睡眠障害、悪夢、恐怖、うつ病、不安、薬物乱用およびその他の覚えのない覚醒、 行動困難、仕事を継続する難しさ、人間関係の困難、そして残念なことに時には自殺でさえあります。彼ら・彼女は異常な状況に正常に反応している人たちなのです。
<これはPTSD ではありません>
心的外傷後ストレス障害は自ら選んだ状況ではないし、病気でもない。一時的症状でもないし、100%完治するものではない。PTSDに苦しんでいる人は、クレイジーでも弱いわけでも、失敗したわけでも、悪い人でもない。助けや望みがないわけではなく、どのように対応すれば良いか学ぶことができる。