やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

北朝鮮を支援する親日国家パラオ

今日、ミクロネシア3カ国の大統領がホワイトハウスでトランプ大統領に会う。

議案は安全保障だ。

これに先立ちパラオのレメンゲサウ大統領が奇妙な動きを見せた。大統領令を2つ立て続けに出したのだ。

一つは北朝鮮国籍の入国禁止と査証発給禁止だ。

Remengesau issues EO prohibiting entry, issuance of visa to North Koreans - Island Times

 

という事は今まで北朝鮮との関係があった、ということを認めているという話だ。しかもこのタイミングである。米国から指摘があったのであろう。下記のニュースは過去にパラオに入って北朝鮮人の数。

Few North Korean tourists visit Palau in past years - Island Times

パラオ観光局から発表。パラオに入っていた北朝鮮人の記録。

2008 3人
2009 3人
2010 1人
2011 9人
2012 6人
2013 4人
2014 16人
2015 15人
2016 11人
2017 3人
2018 0

パラオで何してたんだろう?マネロン?
レメンゲサウ大統領が始めた便宜置籍ビジネスの時期と人数が増えている時期が合っているような気もする。日本国籍の北朝鮮の方もいますね。日本人の経営だが韓国と関係が深い観光会社がパラオにあり、現在怪しい開発事業を展開している。私は米国のインテリジェンスから照会があってちょっと調べる機会があった。

yashinominews.hatenablog.com

 

もう一つの大統領令が、犯罪歴のある人物の入国禁止。早速パラオのSNSではレメンゲサウ大統領自身が犯罪歴あるじゃん、と。そう、大統領は台湾の陳総統とマネロンをやっていたのだ。米国のラスベガスかどこかに大邸宅がある、と。これもすべてSNS上の噂ですが米国当局が知らないわけない。

しかし、犯罪者ばかりのパラオ。どうやって監視するのか、法務大臣は頭を抱えている。。

 

このようなパラオの、島の闇を6月5日、正論サロンで話します。

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