やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

パラオ、ウィップス大統領米国政府に激怒

Lawmakers Fear Rising China Threat as Pacific Island Deal Renewal Stalls

 

ウィップス大統領の米国訪問。米国政府の自由連合協定に対する対応に大統領怒り爆発だった。10年以上保留していた協定資金を出したのは国防省であった。将来の資金援助を米国政府は実施する気がないらしい。すなわち米軍の安全保障上重要だが、米国政府はパラオの社会開発には関心が未だに低いということだ。
 
はやり、米国には期待できない。日本パラオ友好協定を締結すべし!
日本にはその理由がある!パラオは日本だった時代があり、戦後もあらゆる(犯罪も含んでいるのは残念だが)交流が行われてきた。
 
亡くなられたナカムラ大統領は私にいいました。
「りえこさん、僕は日本人だよ。日本にしっかりして欲しい」
動かないと。知人のグスタフ・アイタローさんも外相になったことだし。
 
以下記事から抜粋
 
「・・・米国は、中国の主権主張に対抗すべく、航行の自由作戦を繰り返してきました。ケイティ・ポーター下院議員とラウル・グリハルバ下院議員は、月曜日に米国国家安全保障会議のアジア担当責任者であるカート・キャンベル氏に宛てた書簡の中で、「自由連合協定」として正式に知られている協定を更新することを望んでいるこの協議を管理するために、大統領特使の任命を要求しました。・・・」
 
「・・・パラオの新大統領に選ばれたスランゲル・ウィップス・ジュニア氏は今夏ホワイトハウスを訪れ、8月にワシントンで行われた夕食会で交渉に対する怒りをあらわにした。晩餐会に出席した元米政府関係者によると、ウィップス氏は「国務省が十分に真剣に取り組んでいないことを強く感じている」という。その人物によると、ウィップス氏は同じメッセージをアントニー・ブリンケン国務長官とデブ・ハーランド内務長官にも伝えたという。・・・」