やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

クック諸島の「創造的」自由連合協定

 

このブログに初登場!ポリネシア、クック諸島の神様です。 タンガロア 海と豊穣の神、と聞いていましたが、島によって違うようです。

8月4日、クック諸島Constituion50周年記念行事が行われた。 ニュージーランドと自由連合協定を締結するクック諸島。米国と同じく自由連合協定を締結するミクロネシア3国と違ってニュージーランドのパスポートを保持している。そして国連に加盟していない。 下記のラジオニュージーランドのニュースでは、式典に出席したニュージーランドのキー首相が、クック諸島に国連の席は必要ない、とコメントしたという。

"Key says Cooks UN seat inappropriate" http://www.radionz.co.nz/news/pacific/280518/key-says-cooks-un-seat-inappropriate

それに対するクック諸島のプナ首相のコメントがとってもポリネシア的で良い、と思う。

But Henry Puna says innovative thinking brought the special friendship deal into place fifty years ago and the same innovation could happen again.

(50年前に特別な友好関係を構築する創造的アイデアが生まれてたわけだから、再度同じような創造が起らないとも限らない。。)

今回、日本からは総理特使櫻田義孝衆議院議員(日本・太平洋島嶼国友好議員連盟メンバー)が派遣されている。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_002361.html