http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b287823.html
この本に出会えたのは、そしてこの著者にお会いできたのはこのブログのおかげである。
改めて2010年にブログ開設を強く勧めて(ほぼ強制的に)くださった笹川会長の感謝したい。
発端は,この4、5月に声をかけていただいた海洋議連・島嶼議連(会長;古屋圭司議員)の講演会である。
太平洋の海洋安全保障は日本が出て行かなければどうにもならない、と国会議員の皆さんに訴えた。
豪州 ー 努力は認めるが規模が。。。
米国 ー 能力はあるが本土の東海岸が後ろ向き。
島嶼国 ー 日本が出て来るとずーっと期待していたのにいつまで経っても何もしないのでとうとう中国やシーシェパードの援助を受ける結果に。。
日本が海洋国家である、というのは国内の範囲での話ではないのだ。
数千年前の神武やそれ以前から広大な海洋を制覇していたのだ。
鎖国の江戸時代だって、グロチウスなんか知らないでも自由な海を謳歌していた。(内緒で)
国会議員に訴えた手前日本のシーパワーの原点を知っておくべきと、瀬戸内海の村上水軍博物館を訪ねた。資料をたどる内に立命館大学の小川真和子教授の論文に出会った。
ちょうどアメリア・イアハートのフェイクニュースを産経の英文メディアJapan Forward に書く機会をいただき、小川真和子教授の論文を引用させていただいたので、ご本人にご報告した。それをきっかけに先日お会いし、新刊の『海の民のハワイ』をいただいたのだ。
読み出したら止まらなくなった。
この本、水産庁と外務省大洋州課は必読です!
この本はハワイを中心に書いてあるが、100年前、広大な太平洋を「面」として開拓したのは、山口、岡山、広島、和歌山あたりの人々なのである。南洋貿易会社も和歌山の紀州日置村の方達が開始したのだ。
本の紹介のはずが前置きが長くなりました。
ネタバレにならない程度に後2、3回今度は本の内容をご紹介したい。