やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

初めての札幌ー台風・地震・中国人そして国際法学会と北大文書館

昨日地震のあった北海道、札幌から新日本海フェリーの最後の一部屋を奇跡的に確保でき、京都に戻ることができた。

初めての札幌だった。北海道は知床や寿都など地方へのドライブ旅行しかしたことがない。

第一の目的は国際法学会への参加だ。指導教官の坂元教授と大阪大学の真山全教授のご推薦をいただいて学会員になることができた。そして何よりもこの会議に私が博論のテーマにしているBBNJ協議日本政府アドバーザーをつとめていらっしゃる東北大学の西本健太郎先生が発表されるというのでお伺いしたかったのである。

第二の目的は北大訪問。新渡戸ファンになってから北大が新渡戸始め日本の植民政策学者を育て、その政策と関係の深い場所であることを知った。また新渡戸の弟子にして北大第3代総長を務め、ドイツの南洋統治の本を戦後出版した高岡熊雄博士の文献があるというのだ。学会終了後2日間延長した5日間の滞在を予定していた。

1日目の台風はなんとかやり過ごせたが、学会終了翌早朝の地震。予定は狂ったが4日間の初めての札幌滞在は忘れられないものとなった。

学会の感想と中国人が経営する宿泊先のこと、北大のこと、新日本海フェリーのことなど書いておきたい。

 

下の写真は地震前日の大通り公園

f:id:yashinominews:20180909093532j:plain  f:id:yashinominews:20180909093539j:plain