庄司 潤一郎著「日本の南進と南洋興発-中国の太平洋進出への示唆-」
http://www.nids.mod.go.jp/publication/commentary/pdf/commentary113.pdf
庄司潤一郎氏の上記の論文については以前もコメントを書いた。「皇室にもご進講される偉い先生なんですよ」と注意されたのか、同意なのかわからないが、反応があった。
皇室へのご進講。まさか皇室もそのまま信じるということはないと思うが、この論文読めば読むほど唸ってしまうのだ。
例えば
「日本への帰属と軍備制限の無効が明確に なったのは、第二次世界大戦の勃発をへて、日独伊 三国同盟の締結によりドイツから日本に譲渡された時点である。」という記述があるが引用している等松氏の論文には譲渡の議論がされたことは書かれているが、実際に譲渡したとは書いていないし、その議論の根拠になった立作太郎の議論にもそのような提案はされていない。なぜこのような解釈をされたのだろう?
他にも気にある箇所が多々ある。ここに書いて行きたい。まとまったら防衛研究所に提出したい。