やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

エプスタインSexスキャンダルと海洋保護区inSDGs

この度のパラオ大統領選中間選挙が示したパラオ国家海洋保護法に対する国民のNO。ほとんど病的とも思える国連の海洋保護の動きを修正してくれる事を期待したい。それは小和田判事が捕鯨裁判で反論されたような感情的な動きでしかない。 小和田裁判官の反対意…

2020パラオ大統領選挙中間選挙最終結果

下記の通り開票率50%で、リードしていたスランゲル・ジュニア。最終結果が出た。 スランゲル候補3546票(2位との票差1562票) オイロー候補 1984票 トリビオン候補1145票 シード候補 983票 <最終結果> スランゲル候補4237票(2…

『インド太平洋開拓史』著者の正体は暴かれたか?

『インド太平洋開拓史』は100頁弱の貧弱な本であるが、今まで自分の存在を表に出さないようにして来た中で、自分の名前を前面に出した本だ。ご迷惑であろうと思いつつも恩師、渡辺昭夫東大名誉教授に感謝と共に捧げさせていただいた。 私が渡辺先生にお会…

<エスパー国防長官パラオ入り真相5>悪法海洋保護法と大統領選

悪法海洋保護区 多分これで、<エスパー国防長官パラオ入り真相>は最後とします。 現実の世界はまだ動いている。私は民間シックスアイズとしてタダ働きで引き続きインド太平洋構想を動かしています。 今回のエスパー国防長官パラオ訪問。その発言はニュース…

中共の金がばら撒かれる?パラオ大統領選2020

中間選挙、ですがスランゲル・ジュニアの圧勝に未だ、夢現です。 ただフォローしてるだけなんですが(嘘)こんなに大差になるとは。ってまだ中間選挙の発表は終わっていないのでどんでん返しがないとも言えず・・ 本戦は11月3日。敵は背後に中共と三合会を…

ソロモン諸島の君主はエリザベス女王

昨年9月、長年の台湾との外交関係を終え、中国に鞍替えしたソロモン諸島。その中でも人口が多く政治的力も大きいマライタ州の分離独立の動きを産経新聞が記事にしていた。私から見ると勘違いしている箇所が多々あるが、シンガポール=森浩記者の署名記事だ。…

2020パラオ大統領選中間選挙速報

パラオ大統領選 中間選挙でトップを走るスランゲル候補。インド太平洋安全保障は彼の肩に。 11月3日に行われるパラオ大統領選。その中間選挙が昨日行われた。 その中間開票状況である。 パラオ2020大統領選速報 開票率50%で、 スランゲル候補3546…

ジャパンライフが食物にする「親日国家」パラオ

中曽根康弘元首相は「善意の政治資金として」と発言 最大の大物は、先日101歳で亡くなった中曽根康弘元首相だろう。首相在任中、中曽根氏の5つの政治団体に、ジャパンライフから計1000万円の献金が行われていたことを、共産党の藤田スミ衆議員が追及している…

群島概念と領海-John Brock 1980 Naval College

曾村保信著『海の政治学 海はだれのものか』中公新書、1988.3 この本の中で John R. Brock, ARCHIPELAGO CONCEPT OF LIMITS OF TERRITORIAL SEAS, USNWC-JOURNALS > ILS > Vol. 61 (1980). International Law Studies が引用されているらしい。この英文論文…

<エスパー国防長官パラオ入り真相4>大統領からの手紙

エスパー国防長官のパラオ入りは知る人ぞ知る情報だったが、その準備がどのレベルでいつからされていたのか? 一つの参考資料がエスパーの数時間滞在中にレメンゲサウ大統領から渡された手紙である。相当練って、法律家のアドバイスを受けながら書いたもので…