チャゴス諸島判決は今取り組んでいる博論では扱わない、と思うが、海洋保護区、自決権、脱植民地化、とすべて、太平洋島嶼国とBBNJのケースで議論したいテーマなのだ。
チャゴス諸島の事を追っていたわけではないので、資料を読んでもチンプンカンプンだが、少しずつ読んでいきたい。
国連総会決議71/292
チャゴス諸島判決 英国外務省の見解。
「拘束力はないし、英国国民と世界を越境犯罪、海賊、テロから守っている。」
確かにそうだ。国連総会では日本は英国についた。裁判では日本判事はモーリシャス側についたのだ。
仮にチャゴス諸島が島の人々に戻って幸せになれるのか?
A UK Foreign Office spokesperson said: “This is an advisory opinion, not a judgment. Of course, we will look at the detail of it carefully. The defence facilities on the British Indian Ocean Territory help to protect people here in Britain and around the world from terrorist threats, organised crime and piracy.”
今回のチャゴス諸島判決についてヨーロッパ国際法ジャーナルのブログがあった。自決権、脱植民、島嶼、インド太平洋とこれ全部私が勉強する範囲なのだが。。ついていけない。まだ海洋法条約の65条読んでいる。。
日本の専門家のコメントを読みたい。
チャゴス判決。前回の裁判は海洋保護区が争点であった。
中谷先生が主査の報告書が出ていた。
吉田 千枝子 海洋保護区の国際法上の位置づけについて : チャゴス諸島海洋保護区に関する仲裁裁判(モーリシャス対英国)を題材に Marine Protected Area in International Law : Chagos MPA Arbitration Case (Mauritius v. UK)上智法学論集 58(3・4), 79-118, 2015-03
これは2019年の裁判の件を扱っている。
藤澤 巌(千葉大学法政経学部教授)。チャゴス諸島に関する勧告的意見諮問の背景と国際法上の意義。国際法学会エキスパート・コメント No.2018-2
チャゴス諸島判決。バヌアツの意見を聞いている。
バナアツは博論で取り上げたので多少、というかかなり知っている場所である。
チャゴス諸島とモーリシャス距離とバヌアツの離島の距離は比較できるのだろうか?それ以前に歴史的繋がりがあったのであろうか?モーリシャス側の意見や背景も知る必要がる。そもそもなぜ今この問題が出て来たのか?勿論背景には米軍基地に対する動きがあるのであろう?
そうであれば、中国や環境団体か?
今回のチャゴス判決。日本人判事はモーリシャス側に。インド太平洋の安全保障を議論をしている中でこの日本の判断を英米はどう見るのだろう?
英国を支持した国は?
小島嶼の独立は中国が入り込む隙を作るだけである。
今回のチャゴス判決でバヌアツもモーリシャス側についた。バヌアツ弁護団にはバヌアツの人は一人もいない。(Noah Patrick Koubackがバヌアツの人だと。確認中)
チャゴス諸島の判決がビデオで観れる。
判決文
2018. Set 英国 Alison Macdonald の自決権の議論が重要
関連の資料は山程出て来る。。
Chagos: Mauritius challenges British colonialism in a case with major implications
September 19, 2018
沢尻エリカさんの元旦那さんも書いている。モーリシャスだけど。わかりやすい。勿論国際政治も波形にあるわけです。
これはPDFで読める。米国の戦略的意図。そりゃあ太平洋軍をインド太平洋軍に名称変更したんだから。。
Diego Garcia and the United States' Emerging Indian Ocean
Strategy
Article in Asian Security · September 2010 DOI: 10.1080/14799855.2010.507408
Walter Ladwig King's College London
The Chagos Archipelago Cases: Nature Conservation Between Human Rights and Power Politics by Peter H. Sand
https://ukhumanrightsblog.com/wp-content/uploads/2014/04/sand-gcybilj2-copy.pdf
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