やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

鯨の血まみれの尾を突き刺した旭日旗

旭日旗に鯨の血まみれの尾を突き刺したチラシで広報されている講演会が11月13日にニュージーランドのオタゴ大学で開催。在NZ日本大使館宛に下記の文章を送りました。 在NZ日本大使館御中 先日オタゴ大学から下記の日本の捕鯨に関する講演会の案内が送られて…

パラオの気になるニュース

インターネットのおかげで気になるニュースがどんどん流れてきて、RTしたりFBでシェアしておくのだがいつの間にか忘れてしまう。 パラオ関係で気になるニュースが3つ出て来たのでリンクだけしておきたい。 パラオの在日本大使をされていたMinoru Francisco …

ニューカレドニアー独立を問う住民投票 虹の戦士号事件和解とFRANZ防衛協力

yosukenaito.blog40.fc2.com 11月4日のニューカレドニア住民投票の件を郵便学者の内藤先生に先に書かれてしまったので、その粗捜しをしている。これが楽しいので続けます。 ニューカレドニアが仏領になって鉱山開発がされた事に触れられていますが、重要な…

後藤新平の植民政策(15)植民政策一班

後藤の講演記録である「植民政策一班」から、「第一 緒論及び日本植民政策の史的経済的関係」に続いて 「第二 帝国満州における特殊の使命」をメモした。 最後の節は「第三 植民政策の基礎となるべき間接設備の効用」。 植民の肝要は科学的視点。研究所の重…

マハティール首相来日で思う英米中の金亡者と1MDBそして海洋保護区

マハティール首相が来日されていた。 平成30年秋の叙勲で桐花大綬章を受章され大綬章親授式に出席するためだ。 マハティール首相のFBより https://www.facebook.com/TunDrMahathir/photos/pcb.10155979400538652/10155979400463652/?type=3&theater マハテ…

ニューカレドニアー独立を問う住民投票 パリコミューンの影

1871年のパリコミューン 改めてフランス革命のめちゃくちゃさを実感 みんなルソーとマルクスのせい? 内藤先生のブログではフランスの領有化から第二次世界大戦に一気に飛ぶ。 しかしここで忘れてならないのが、流刑された多くが1871年のコミューン革命の政…

ニューカレドニアー独立を問う住民投票 

昨日2018年11月4日、仏領ニューカレドニアで独立を問う住民投票が行われ56.4%が現状維持を表明した。 本件日本では誰も追っていなさそうなのだが、沖縄独立派格好の材料になる可能性もありフォローしている。と郵便学者の内藤陽介先生がブログでもう書いて…

後藤新平の植民政策(14)植民政策一班

後藤の講演記録である「植民政策一班」から、「第一 緒論及び日本植民政策の史的経済的関係」に続いて 「第二 帝国満州における特殊の使命」をメモする。 私は満州の事や歴史的背景など何も知らないので暗闇の中の読書のようなレベルである。それでも後藤新…

後藤新平の植民政策(13)植民政策一班

後藤新平の台湾植民政策。 「植民政策一班」から、第一 緒論及び日本植民政策の史的経済的関係、の後半。 米国ウィスコンシン大学のポール・エス・ランチ教授 (Paul S. Reinsch) の本の中でいかに日本の台湾植民が優れているか書かれた文書を紹介している。…

立作太郎と横田喜三郎 メモ

国際法は海のように広く深い。海洋法だけで息切れしているのに、戦時国際法、国際人道法などというものがある。これを昨日FBFに聞かれて半日が潰れしまった。仮にも国際法の博士課程に在籍し答えられないのは、私のつまらないプライドが許さない! 横田喜三…