やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

笹川太平洋島嶼国基金

ゴシップ、という情報

ゴシップ、うわさ話も貴重な情報である。 情報は各方面から取っておく事が必要だ。 カクテルパーティとか、会議の休憩時間とか、飛行機の待ち合い場所とか。。 某島嶼国の友人との会話 友「あの大臣、女好きで有名なの。特に若い女の子が大好き。」 私「えっ…

味方の阿呆は命取り(追記あり)

敵陣に阿呆を見つけた時は宝物を発見したような喜びがあるが、味方に阿呆を見つけた時は、敵陣に賢人を見つけた時よりも恐ろしい。 命取りになるからだ。 当方は羽生会長から財団で一番仕事ができる、と評価いただいているのだが(口が滑っただけかもしれな…

100万ページビュー突破!

昨日6月5日に100万ページビューを突破していました。 太平洋島嶼国の話が今話題のタックスヘブンにもつながるし、新渡戸の話も結構な反応をいただいています。特に昨年の天皇皇后両陛下のパラオ訪問を機に、このブログへの関心が高まり一機にアクセス数が…

パラオ出張

明日からパラオ出張で、しばらくブログの更新ができないと思います。 現場の情報を色々集めて、また再開します。

羽生会長と意見が一致した日

年明け、羽生会長に御挨拶をする機会をいただいた。 正直に言うと会うのが怖い。 今まで、吊るし上げにあったり、とんでものないインポシブルミッションを言い渡されたり。 例えば、 「豪州がうるさいんだよ。ちょっと行って来てよ。」 なぜ行くのか(うるさ…

国立音大、東大法学部に勝利!

「早川さんのブログはずっと以前より、僕のブログを超えています。」 こう教えて下さったのは、旧海洋政策研究財団、現笹川平和財団の寺島常務である。 寺島常務は、2008年笹川平和財団がミクロネシアの海洋安全保障に乗り出した際に、羽生会長から「海洋の…

2015年の総括 (4)ー 渡辺昭夫先生との出会い

当方が、太平洋島嶼国の仕事を25年継続できたのは、笹川陽平会長との出会いがあったからである。 その笹川会長が、島嶼国基金運営委員長を降りる、という話が99年頃にあって、パニック状態になったのは記憶している。 基金事業を理解、支援してきていただい…

やしの実大学事業

自分の業績の一つに「やしの実大学」事業がある。 これは島で島を語る会、という事業をきっかけに開始したものだ。 当初は奄美大島、佐渡島、八丈島など持ち回りで会議を開催して行った。 その中で、奄美大島の松井輝美記者の紹介で八重山諸島の地元メディア…

独立を支援する大和魂

写真は左からベロニカ夫人、笹川良一氏、革命家ソマレ青年 日本がアジアの、世界の西洋植民地からの独立を助けたという話。 なんか眉唾のように思えていたけど、笹川良一氏がパプアニューギニアのマイケル・ソマレ閣下の独立運動を支援した話を知って納得し…

意外と素直な羽生会長

「がんこなんだよ」 「意外と、がんこ、ですね。。」 ある方の件で、羽生会長との意見が一致した。 <意外と素直な羽生会長> 羽生会長はがんこであろうか? 数年前、 「頭がおかしいと思われるから絶対誰にも言わない方がいい。」 と羽生会長から言われた案…

笹川太平洋島嶼国基金とキリバスを繋いだ栗林徳五郎氏

私が笹川平和財団に入った1991年4月の時点で前任者が立ち上げた事業がいくつかあり、その2つがキリバスの事業であった。 一つは合気道支援。一つは留学生への奨学金支給だ。 前任者は私が来る1週間前に辞めていて事業の経緯を聞く事はできなかった。 あま…

太平洋島嶼国会議ー島サミットの原点

1988年8月26−27日、笹川平和財団主催で太平洋島嶼国会議が開催された。 その記録はデジタル化してあるので、下記から英和アクセスできるようにした。 http://www.spf.org/spinf/spinf_j/profile/conference.html http://www.spf.org/spinf/profile/conferen…

笹川太平洋島嶼国基金運営委員会

海洋政策財団の寺島常務に立ち話でお話した事である。 しっかり話せなかったのでここに書いておきたい。 1991年に私が財団に入ってすぐに気付いたのが、運営委員会が形骸化されている事だった。 事務局と意思決定機関の運営委員会のバランスは重要なのである…

イティマイ大臣からのご報告

青字の修正あり。 MV Four Winds 金の切れ目が縁の切れ目にならないように、事業終了後もなるべく関係者との連絡を取るように心がけている。 とはいえ、助成期間が過ぎれば、根掘り葉掘り聞くのも気が引けるし、一歩置いた付き合いに。 さらに、助成期間終了…

Coconuts通信創刊のhidden agenda

なぜ、「Coconuts通信」なるニュースレターを創刊する事にしたのか。 1.基金事業の公開 2.太平洋島嶼情報の発信 3.ネットワークの形成 が表向きの理由である。 当方が財団に入った1991年、基金運営は課題山積みであった。 一つがPIFとの関係を整理する…

ブログの読者

笹川陽平会長のご指示をいただいて2010年3月に開設したこのブログ。そろそろ6年目になる。 過去5年の記事数約1100。平均すると年間220本だ。 一日100人位が訪れて下さる。一日500−800のページビュー。 数字は年々右肩上がりで、これも大…

笹川太平洋島嶼国基金とPIF

PIF - Pacific Islands Forum. 昔の名前はSouth Pacific Forum.* 当方が財団に入った時の課題がこのPIFで、最初の出張はPIF事務局長に会いに行く事であった。 どういう経緯かは知らないのだが、1989年に設立された笹川太平洋島嶼国基金はPIFをパートナーと…

島サミットの流れを変えた第6回

笹川陽平に「早川に聞け」と言われて連絡をくださった、外務省大洋州課課長がもう一人いる。 飯田慎一氏である。お会いした事はない。白山のレストランで奢ってもらってはないが、ちゃんと事後報告してくださり、この方も官僚に珍しく礼儀のある方で、感謝し…

元祖島サミットー小渕総理が笹川会長のアドバイスを求めた理由

戦後70周年や天皇皇后陛下パラオ訪問のせいか、このブログを多くの方達、特にマスメディア、学者、外務官僚が読んでいただいているようで、最近問い合わせが多い。 太平洋の小さな島々や、笹川平和財団に関心を持っていただく事は嬉しい事である。 前回書…

小渕総理が笹川会長のアドバイスを求めると、大洋州課課長からフレンチをおごってもらえる話

風が吹けば桶屋がもうかるような話である。 今年5月に第7回目の開催が予定されている太平洋島サミット。 1997年の初回は橋本内閣の時で、やったかやらなかったのかわからないような扱いであった。 2回目はすごかった。なぜか? 小渕総理がこの2回目の島…

『残心』を読んで(2)

「誰かを、何かを支援するということは、水面に小石を投げ入れることに似ていると思う。砂を投げ入れても、波ができるまでにはいたらない。石が大きすぎてもきれいな波はできず、ドボンと沈むだけだ。ー中略ー 波をおこしたい場所に、ちょうどよい大きさの小…

『残心』を読んで(1)

笹川陽平会長のブログの更新の案内をほぼ毎日いただく。 実は、会長の毎日のハードスケジュールは、心臓の手術をされた以降、急に気になって拝見するようになった。 その中で松岡正剛氏とよく面談されているのが気になっていた。 松岡正剛著『フラジャイル』…

太平洋島嶼国のジャーナリズム模様

笹川太平洋島嶼国基金が1991年から2008年まで18年、日本と太平洋のジャーナリスト交流で、100人以上のジャーナリストを日本に招き、今数字はないが、多分20人以上の沖縄の離島ジャーナリストを太平洋に派遣した事は以前書いた通りである。この事業、笹川運営…

Pacific Youth Council ー 太平洋青年協議会

太平洋を渡り歩いて24年。 USPNetを日本のODAにするという大仕事をやらせていただいた。それに加えてこれも自慢したい事業。Pacific Youth Council - 地域機関を設置したのである。 自分のNGOのバックグラウンドは青年団体(内閣府系です)。国内の組織及び…

Mr Sasakawa and Sir Somare

In December 1970 Sir Michael Somare visited Japan with an invitation from the late Ryoichi Sasakawa. Mr Sasakawa arranged a meeting with the Prime Minister EisakuSato. Sato is the granduncle of the current Prime Minister Abe, who is going …

安倍首相の太平洋訪問に向けて(7)パプアニューギニアの独立を支援した笹川良一

マイケル・ソマレ閣下の自伝"Sana"より。笹川良一名誉会長の左が独立目指す若き革命家であったソマレ閣下 年末年始にメディアに出た安倍総理の太平洋島嶼国訪問。 その話は流れたとか、来月に決定とか、色々な噂が入ってきて一喜一憂している。 しかし、昨日…

太平洋島嶼国ジャーナリスト交流事業

<笹川運営委員長の提案> 1989年に設置された笹川太平洋島嶼国基金。 初代運営委員長は日本財団笹川陽平である。 で、笹川会長のブログをご覧になった方はご理解いただけると思いますが、結構細かい。近くで働いていらっしゃる方は大変だと思います。 その…

安倍首相の太平洋訪問に向けて(1)

年明け、羽生会長から「笹川会長に会ってこい」と言われたのはやはり年末の産経で報道された安倍首相の太平洋島嶼訪問の件であった。 詳細は書けない。が、笹川会長から「23年よく続けてくれた。」と言われて単純に喜んでイイ気になっていたのだが、”そう…

大統領の殺し文句

25年近くも太平洋で仕事をしていると、普通ではできない経験をする。 例えばオークランドのホテルのロビーで、某島嶼国の国王から 「お、リエコ、こんなところで何をしている。?笹川会長はお元気か?」 と呼び止められ夕食をごいっしょする事になる。 ミク…

BLUE MARBLE – The Pacific in the post-2015 development agenda

バヌアツにPacific Institute of Public Policyというシンクタンクがある。 若干30歳前半だったアイリッシュ系オーストラリア人、デレック・ブリエン氏が創設した組織だ。 良質のペーパーや、会議を開催しており、注目している。 このブログでも時々引用させ…