やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

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新訳『フランス革命の省察』保守主義の父 かく語りき

アイリッシュのバーク。フランス革命にかぶれてアイルランド革命をはかったロード・エドワード・フィッツジェラルドの事を知ったらどう思うであろうか? 佐藤健志さんの新訳『フランス革命の省察』保守主義の父かく語りき。(PHP研究所、2011年) ローレンツ…

Pacific Youth Council - 太平洋青年協議会

人口の70%以上が青年層の太平洋島嶼国。 サモアのナオミ副首相が若者の声を聞こう、と。 Samoa calls on older generation to listen to youth voice http://www.radionz.co.nz/news/pacific/337283/samoa-calls-on-older-generation-to-listen-to-youth-vo…

皇太子さま、水問題でビデオメッセージ 国連基調講演

「皇太子さま、水問題でビデオメッセージ 国連基調講演」 http://www.asahi.com/articles/ASK7N4G1BK7NUTIL01X.html 講演和文 http://www.kunaicho.go.jp/page/koen/show/1 講演英文 http://www.kunaicho.go.jp/page/koen/showEn/1 環境問題と皇室の関係は、…

カール・シュミットとこのブログ

カール・シュミット(『陸と海と』『大地のノモス』)を読んでまとめていたら、ブログを書く気力、体力、時間を失ってしまった。 読んでまとめる、と言っても英語でjotting down notes と言うらしいが、気になった箇所を書き綴っただけなのだが、かなり刺激…

気候変動の犯人は小島嶼国?

気候変動で島が沈む!と一番に主張しているマーシャル諸島のDeBrum元外務大臣、気候変動大使を務める。 国際船舶が排出する二酸化炭素は2050年までに気候変動の原因の5分の1を占める可能性があるのだ。この事を抗議しにDeBrum閣下がIMOに乗り込んだところ…

NZ太平洋季節労働者受入制度10周年会議

太平洋島嶼国からの季節労働者受入拡大を!ツバル首相 確か、先般島嶼議連から麻生財務大臣、岸田外務大臣に提出された要望の中に太平洋島嶼国からの労働者受入が入っていた。実はこの制度はニュージーランドが10年前、2007年に開始し、当初後ろ向きであった…

パプアニューギニアの通信産業とHuawai

パプアニューギニアの国番号からかかって来る電話の件が話題に。。 今日はカール・シュミットを読むので詳しく書けないが、中国のHuawayがかなりパプアニューギニアの通信産業に浸透している。 関連記事のリストだけ。 Huawei to build PNG submarine cable …

セレブリティ外交と海洋法

海洋問題を扱う中で関心を持ったのが、パラオの海洋に集まる、というか群がる世界のセレブだ。 レオ・ディカプリオ、豪州の鉄鋼王、モナコ大公、バージンエアのブランソン 。。。 海洋の専門家の意見よりも、これらの素人の意見が優先され、それで国内の海洋…

「アジアの未来」 は7つのルール:安倍内閣総理大臣スピーチ

6月5日の第23回国際交流会議での安倍総理のスピーチが中国の「一帯一路」を支持した内容、とニュースで知って、その原文も読まずに、そうなのか、どうしてだろう?と思っていた。 昨夜、議連の勉強会で御挨拶をさせていただく機会を得た、外務省の四方参…

太平洋島嶼国と気候変動

「アメリカ「パリ協定」離脱でも、地球の気候には全く影響なかった」 川口 マーン 惠美 2017.6.16 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52024 この記事を見かけて気になっていた。 気候変動と米国の離脱は関係ない? もしかして気候変動は人為ではない? も…

日本・太平洋島嶼国友好議員連盟での講演

先日講演をさせていただいた「島嶼議連」 正式名を「日本・太平洋島嶼国友好議員連盟」と言う。 海洋議連の会長でもある古屋圭司議員が会長を務められ、山際大志朗議員が事務局を担当されている。 (今知りました!山際議員『闘え!くじら人―捕鯨問題でわかる…

島嶼議連勉強会を終えてー国会議員とは?

海洋議連に引き続き、島嶼議連での講演会が終了した。 普段はテレビやウェッブでしか拝見した事のない国会議員の方達が目の前にいる。言葉を交わし、質問を受ける。そのこと自体が、特殊な体験であった。 実は20代の頃は永田町に出入りし、国会議員の先生に…

ルクセンブルグで行われる北朝鮮のマネロン

別件で『タックスヘブンの闇』(ニコラス・シャクソン著、朝日新聞出版社)を再度読んでいる。 太平洋島嶼国に関係ない、ルクセンブルグの話が出て来る。 2010年のニュースで北朝鮮の金正日は4千億円位マネロンしていたのでそうである!(同書26頁) Kim Jo…

夢ではなかった海洋議連での講演

今でも夢だったのではないか、と思う時がある。 海洋議連での講演。 最初評論家の江崎道朗氏から話があった時は単なる社交辞令かと思っていた。 ある日、本当に講演依頼が来た。ある日、本当に講演する事となった。 そして、当日、議連会長の古屋圭一議員、…

中国の支援に疑問 クック諸島野党からのコメント

中国からの支援が島嶼国の人々を幸せにし、支援する側の中国の人々にも益があれば良いのだろうが、そうとは限らない事が問題であり、それを島嶼国の人々が密かに話はしていても、支援を貰っている手前、あまり大きな声では言わない。 中国の太平洋進出のニュ…

サイパンのカジノスキャンダル 結末?

以前書いたサイパンのカジノスキャンダル の結末。 とりあえず関連ニュースのリストを下記に掲載。 このスキャンダルにトランプ大統領が関わっているので、トランプ叩きに格好のニュースだ。 こんなスキャンダルは太平洋島嶼国に山ほどあるが、トランプ大統…

トンガ、バヌアツに延びる中国の大型箱モノ支援と軍事進出

バヌアツに中国が軍事基地建設を検討しているとの噂が耳に入りニュースをチェックしてみた。 バヌアツには中国の支援で16億円位の巨大なコンベンションセンターが昨年完成していた。建設したのは中国のJiangsu Provincial Construction Group Ltd. New Natio…

訃報ートンガ、パプアニューギニア

Mata'aho王太后とOgio総督 トンガ国王Tupou VIのお母様、Halaevalu Mata'aho王太后がオークランドの病院で亡くなられた、との訃報。90歳。 Tributes paid after Tongan King's mother passes away in Auckland https://www.tvnz.co.nz/one-news/world/tribut…

IUCNとは何か?

IUCNとは何かまだわからない、と下記ブログに書いたところ金子教授からさらに論文を送っていただいた。 「国際自然保護連合とワシントン条約 : 条約の運用に関するIUCN声明文の紹介」 IUCN's view on CITES treaty 金子 与止男著 森林野生動物研究会誌 = Jou…

「国家管轄外の海洋生物多様性に関する新協定」兼原敦子著、日本海洋政策学会誌

兼原敦子著「国家管轄外の海洋生物多様性に関する新協定」(日本海洋政策学会誌、第6号、2016) BBNJに関する論理的考察。難しいです!数日かけて読み込みましたがよくわかりませんでした。 BBNJ、現在国連で議論されている新しい海洋管理の枠組み。その理…

小田原外務大臣政務官(総理特使)のパラオ共和国訪問

小田原外務大臣政務官(総理特使)による旧海軍墓地献花。外務省ウェッブより パラオ大統領就任式、日本でニュースになっていないかな?と検索したところ、小田原外務大臣政務官(総理特使)が訪問していた事が下記の外務省にウェッブある。 http://www.mofa…

ミクロネシアの移民問題

この問題も、パラオの大統領選を追いながら気になっていて、FBにはあげていたがブログに書けなかった。2016年最後のブログ。 米国と自由連合協定を締結するミクロネシア3国から米国、特にグアム、ハワイ等への移民が問題となっており、改善されるどころか悪…

WCPFC - オブザーバーの安全確保

WCPFC総会のニュースになっていたもう一件が、オブザーバーの件である。 オブザーバーと言っても会議のオブザーバーではなく、漁船に同船する島嶼国が派遣した監視員の事である。彼等が亡くなったり、行方不明になったりしているので、安全対策をWCPFCで合意…

パラオのイエロージャーナリズム

新渡戸稲造は米国の反日感情を改善すべく、病気の体を推して訪米し亡くなったのである。 私の新渡戸の関心は植民政策で、日米関係ではない。 しかし、新渡戸の著作に日米関係が多く割かれている。 新渡戸が米国の反日原因にあげているのが、 1.宋美齢に象徴…

太平洋気候変動センター ODA支援事業

日本のODAで建設されるサモアの太平洋気候変動センター 気候変動、あまり関心がない。 科学的に証明されたのだろうか? 海洋問題と並んで、気候変動でも、太平洋島嶼国は国際会議のスターの座にある。 海面上昇による被害者、小国が世界を動かす!ーという事…

BBNJとは何か?太平洋島嶼国の議論(1)

BBNJに太平洋島嶼国がどのように関わっているのか? ウェッブサーフィンで見つけたテクニカルレポート。 "The Pacific Islands and Biodiversity Beyond National Jurisdiction: Briefing note of the Council of Regional Organisations in the Pacific mem…

ワシントン条約を巡る環境NGOの象牙保護プロパガンダ(続き)

ワシントン条約を巡る環境NGOの象牙保護プロパガンダに関連し、産経新聞の偏った記事を紹介させていただいた。 産經新聞の象牙の記事 - やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa その後、この件で情報交換をさせていただいている、横浜国立の松田教授と岩手県立大…

産經新聞の象牙の記事

アフリカの象牙はこのブログの関心範囲外、であるが ワシントン条約等の国際舞台で環境保護問題が、環境NGOやメディアにどのように情報操作され、それを充分な知識のない小国が支援して行く構造は、海洋資源管理とも関係あるので、先に書いた。 ワシントン条…

Our Ocean 2016 - オバマ大統領の道半ば(ミッドウェー)

なぜか国務省が主導する米国の海洋政策。 そう言えばPEWとの関係の深いジェーン・ルブチェンコ博士をNOAA長官に配置し、オバマ大統領の下で一気に海洋政策を策定したのであった。パブリックコメントには私も意見を出し、ホワイトハウスのウェッブに今も掲載…

オバマ大統領に説教するレメンゲザウ大統領(1)

自らが強く要請した日本からの直行便(全日空)が就航した日、パラオのレメンゲザウ大統領はハワイにいた。 ハワイでオバマ大統領に会っていたのだ。 米国の対太平洋島嶼国支援の窓口とも言えるハワイの東西センター内にあるPIDP(Pacific Islands Developmen…