2015-01-01から1年間の記事一覧
引き続き、パラオの地元紙Island Timesから。 在フィリプンのベトナム大使館から2名の高官がパラオを公式訪問。 パラオ側はベル法務大臣が参加。 ベトナムの違法操業に関する話し合いが行われた。 現在ベトナムとパラオは公式な外交関係がなく、将来に向け…
パラオー豪州 2国間海洋安全保障協議がパラオで、8月19日に開催された。 下記の地元紙Island Timesによると豪州国防省のStephen Broadbent太平洋政策局長が率いる代表団と、パラオ側はベル法務大臣を筆頭としたチームで協議。 1996年に豪州からパラオの供…
Siope VAkataki 'Of a博士の書いた電話通信規制緩和の本が面白い。 ‘Ofa, S.V. 2010. Telecommunications Regulatory Reform in Small Island Developing States: the Impact of WTO’s Telecommunications Commitments. 太平洋島嶼国で一番に電話通信の規制…
8月15日を太平洋のどこかの島で迎えるのは正直気持ちが重い。 あちらにとっては勝利の日である、もしくは解放(日本からの)の記念日なのだ。 豪州アボット首相のFBに下記の写真が掲載されていて、9月の2度目の来日も控えており、その意味を考えてしまっ…
パラオのニュース。 この7月のパラオを来訪した日本、台湾、韓国の観光客数は過去最低だったそうである。 そして、過去最高だったのは言わずもがな 中国人観光客である。 Tourism: Japan, Taiwan, Korea post lowest July arrivals for the past five years…
我らがレメンゲサウ大統領が就任と同時提案し、強力に押し進めているパラオEEZ全面海洋保護区案。 批判は当初からあった。 純粋な海洋保護議論の枠を外れて政治議案となったのは大統領選を来年に控えてという点もあるかもしれないが、実は最初からあった。 …
世界の注目を浴びる、キリバスのトン大統領がまた世界に訴えかけるメッセージを発信した。 海面上昇を促すCO2を大量に排出する世界の炭坑開発をモラトリアムにしよう、という案である。 "Kirbati's President Tong calls for global moratorium on coal min…
国連のミレニアム開発目標。 この8月1日には新たなゴールが決まり、17項目の1つがナント「海」。 正式には9月の国連総会で決まるらしいが、ここまで来ているのでもう変更はないであろう。 さて、17項目中14項目目にある「海」は。。 目標14 海洋と…
Samurai among Panthers Richard Aoki on Race, Resistance, and a Paradoxical Life 2012 • Author: Diane C. Fujino 日本特殊論は避けて通るようにしていた。 米国の黒人問題はジャズ以外には関心がなかった。 Rashomon effectの論文を探していただけだっ…
数年前、WSIS会議のhidden agendaがインターネットガバナンスであった事、即ち米国一極支配のインターネットの状態をITUが変革する事にあった事を知ってしばらくショックを受けていた。 なぜショックだったかというと、以前書いた通り、2003年に東京で開催さ…
何を知ってるか、という事より、どこに書かれているか、誰が知っているか、を知っている事の方が重要だと思っている。 よって千葉大学付属中学校の詰め込み式教育は早々に辞退した。 太平洋に於ける西洋の航海と植民をまとめた本で『太平洋探検史ー幻の大陸…
パプアニューギニア領海見つかった違法操業船。 カンボジアとミャンマーから人身売買で奴隷のように働かされている漁師を次々と助け出し首都のポートモレスビーに送っているようだ。 PNG authorities rescue slave labourers from Thai cargo ship Dateline …
博論の参考文献をまとめているのだが、、私的にはお宝サイトをまた出会えて、嬉しい。イヤー昔参考にしたんだけど、どこにあるか忘れちゃって探すの結構大変だった。 一つはNASAの歴史をまとめたもの。政府のサイトである。米国はこうやって歴史を刻むところ…
論文の参考文献整理でこんなに寄り道していたら、次の章がなかなか書けないじゃないか!と自分を叱りつつも備忘録。イヤ威張りたい! 今書いている論文は、自分の業務の軌跡でもあって、スゴい事したんだなー、こんな論文書いているよりやっぱり現場で歴史を…
このブログに初登場!ポリネシア、クック諸島の神様です。 タンガロア 海と豊穣の神、と聞いていましたが、島によって違うようです。 8月4日、クック諸島Constituion50周年記念行事が行われた。 ニュージーランドと自由連合協定を締結するクック諸島。米…
備忘録。。 やっぱり、アダムスミスを継承した新渡戸稲造と矢内原の研究が誤解されたまま、というか、きっとスミスの国富論にあるOf Coloniesが読まれていないんだろうな。で、もしかしたらスミスの植民論をきちんと理解して実行していたのは新渡戸稲造と矢…
遠洋漁業が人身売買も含むあらゆる越境犯罪に関わっている事はこのブログで何度も述べてきた。 下記のガーディアンの記事がその一片を示している。 Hunt is on for 33 slave ships off coast of Papua New Guinea http://www.theguardian.com/world/2015/aug…
昨日、オーストラリアとパプアニューギニアを駆け巡ったニュース。 Papua New Guinea to ban foreign advisers claiming they could be spying, make local staff lazy ABC News 30 July 2015 http://www.abc.net.au/news/2015-07-31/png-prime-minister-ban…
"Tinian Dynasty 米司法省と和解 マネロンルール違反について。ジャンケット活動を注視" http://casino-ir-japan.com/?p=8377 米国司法省にマネロンルール違反で約90億円の制裁金を課せられていた、テニアンのカジノが、情報提供を条件に和解した、というニ…
八面六臂のPIF新事務局長、メグテイラー女史が、ナウルに飛んだ。 何があったのか? ナウルの「闇の奥」はサイパンよりも何処よりも深い、ような気がして今までも横目で見て来たが書いたり、語ったりするのは避けてきた。 しかし、いよいよ、法と秩序と民主…
Marshalls targets illegal aliens from neighbor Kiribati 27 Jul 2015 By Giff Johnson http://www.mvariety.com/regional-news/78626-marshalls-targets-illegal-aliens-from-neighbor-kiribati マーシャル諸島にオーバーステイのキリバス人200人が確認さ…
小国の、太平洋島嶼国の、司法が、政治が、国家としての体をなしていない、というのは言うまでもない、というか、皆が知っていて敢えて語らない、という感じではなかろうか。。 ミクロネシア連邦日本カツオ漁船拿捕の件。 同国の外務大臣に1時間に渡ってパ…
今月7月14−15日マーシャル諸島において第15回ミクロネシア大統領サミットが開催された。 このミクロネシアの地域協力の枠組みは、当方の恩師でもある渡辺昭夫教授の下で策定し支援してきた。この流れにクロネシア海上安全保障事業がある。 よって、このサ…
2008年5月、ミクロネシアの海洋安全保障事業を立ち上げて以来、日本が、広義の安全保障の枠で太平洋に出て行く事を意味を、通奏低音のように考えていた。 【私のせいで、太平洋の安全保障レジームが変わるかもしれない。】 妄想と思われようが本気で動いて…
2008年、ミクロネシア海上保安事業を立ち上げようとした時の米豪の反応が忘れられない。 クリストファー・ヒル国務次官補 「日本が海洋監視活動?この前日本漁船が捕まったばかりだよ。まあ頑張ってね。」 豪州在ミクロネシア連邦大使 「日本漁船拿捕のため…
年明け、読売新聞に掲載されたミクロネシア連邦日本カツオ漁船拿捕の件。 ミクロネシアの地元紙には、日本漁船から多額の示談金を締め上げた事を、英雄物語のように書かれていた記憶があるが、その顛末は誰も書かないで、皆が密かに語っている。 ミクロネシ…
以前チラッと読んで気になっていたエッセイがある。 ジョージ・ツポウ5世の事を書いたエッセイだ。がいつの記事か記載がない。 Tonfonという携帯電話サービスがツポウ5世によって設立された時の記事なので2003年辺りであろう。 The Very Modern Prince Make …
備忘録 ITUが1985年に発表した The Missing Link ー 通称 Maitland Reportを再再々..読している。 ICT4DやっててこのMaitland Reportを知らないなんていう「専門家」がいるのだが、勘弁してよ。 この報告書を作成した委員会が設置された背景に2つの報告書が…
ツポウ5世の私邸 The Villa 内閣府青年事業の依頼でトンガ王国を訪ねた事がある。 天皇皇后両陛下ご結婚記念事業として実施されてきた日本政府主催の青年交流事業の副団長を依頼されたのである。 勿論ツポウ5世に当方がトンガへ行くこと伝えなかった。が、…
小国の王室というのは海外旅行に御付きが一人か二人(しかも頼りない)という現状を知ってしまった以上、放っておけない。 ツポウ5世は結構頻繁に日本にいらしていたのである。 当時ツポウ5世は国防大臣と外務大臣も兼ねていらしたのである。 その時はトン…