Melanesian Way
みなさん、中国とバヌアツに騙されたんですね。 同志社大学に中国研究第一人者の浅野亮先生がいる。昨年と今年と聴講させていただいている。 もう中国を知らずに太平洋を語れないのだ。私自身が中共のスパイからマークされている。しかもニューカレドニアで…
大凡30人のバングラデシュ人を乗せたバヌアツ発の飛行機は4時間も到着が遅れ、乗り継ぎのシンガポール行きの飛行機を逃してしまった。パプアニューギニアの首都ポートレスビーに思いもかけず一泊する事となった。 そこは2002年パプアニューギニアの国父ソ…
www.kantei.go.jp ニューカレドニアでこのニュースを聞けるとは思わなかった。 安倍総理とマクロン大統領が歴史的な合意をしたのである。しかも特にインド太平洋の海洋協力は私が以前から安倍政権の主張してきたことである。 なぜフランスの海外領土管理に日…
西パプアを結ぶインフラ計画 今回の会議は、西パプア、ニューカレドニアの先住民カナク、そしてソロモン諸島のブーゲンビルと、今まさに分離独立の動きがある地域の、しかもその研究というより運動をしている人たちの発表が半分くらいあったように思う。正確…
学会会場となったニューカレドニア大学 太平洋政治学学会がニューカレドニアで2019年6月25−27日開催された。テーマは自決権で現在私が取り組んでいる論文の主要テーマだ。具体的には太平洋の海洋ガバナンスを自決権の理論枠組で分析する内容でその限界を…
dailypost.vu フランス領ニューカレドニアと海洋紛争を抱えるバヌアツ。人道支援に来たフランス海軍を追い返してしまった。 その船は離島の教育支援にやって来たのだ。 領土確保と人材育成、どちらが大事?というかそもそも離島の福祉教育すら支援できないバ…
www.youtube.com オーストラリア国立大学が中心となっている開発に関するブログに中国の債務の罠は誤解であるという記事が出た。この債務の罠に関して最近メディアから質問を受けたばかりだ。 China in the Pacific: is China engaged in “debt-trap diploma…
11月に住民投票が迫るニューカレドニア。 独立の可能性は?と政府関係者から問い合わせがあったので少しサーチしてみた。 独立の可能性は低い、が多分自由連合の形を取るクック諸島やトケラウのような提携国家になるであろう。 まずは独立したら中国に依存す…
8月17日インドネシア独立の日。 オランダ領であったインドネシアの独立に関与した日本は、日本が1942年に占領したオランダ領ニューギニア、現在インドネシア領となっている西パプア問題を全く知らない。 現在、米国企業(Freeport-McMoRan Inc., (FMCG) b…
この4月、バヌアツに中国軍の港湾が、というニュースがオーストラリア発で世界に流れた。既に4回に分けて事情を書いてきたが、その後もニュースをフォローしている。 バヌアツ - ミュージカル南太平洋の舞台から中国軍事基地へ(1) https://yashinominews…
ルソーの妖怪「分離独立」が今も太平洋で蠢いている。 独立を問う住民投票が行われるのはニューカレドニアだけでなくパプアニューギニアのブーゲンヴィルでも来年2019年6月に予定されている。 PNG leader says Bougainville vote not just about independen…
マクロン大統領のニューカレドニア訪問の評価が出てきている。 まずはThe Australian New Caledonia ‘could fall into Chinese hands’ if it votes for independence The Australian12:00AM May 4, 2018 ニューカレドニアが独立すれば中国の手に落ちる。 マ…
サルワイ首相の真意 人口が急増するバヌアツの最大の問題は、首都ポートヴィラに集中する離島からの人々をいかに拡散させるか、である。90以上ある言語種族からなるバヌアツは、数千年の歴史の中で常に部族間の闘争があった。ポートヴィラでの人口集中は住居…
カジノ・タックスヘイブンの国 100年近い、英仏共同統治の植民の中でインフラの開発がされたのは英仏人が住む都市部と牧畜地だけである。 独立を果たした1980年以降、豪州がバヌアツの主要援助国となったが、その状況は全く変わらなかったどころか悪化した。…
バヌアツの中国認識 軍事基地建設の交渉のニュースを強く否定したのが、筆者の知人でもあるラルフ・レゲンバヌ外相だ。レゲンバヌ外相は非同盟運動メンバー国としてどの国の軍事化も支援しない、オーストラリアのメディアや政府の誤解であり、オーストラリア…
バヌアツは「貧乏長屋。とるものも何もない」のか? 中国政府がバヌアツに軍事基地建設の交渉を開始したとの4月9日シドニーモーニングエラルドの記事は世界を駆け巡り、日本語でも紹介された。そしてすぐその後にバヌアツ、中国政府が軍事基地建設の交渉を否…
バヌアツと中国政府が軍事基地化の交渉を始めた、とのニュースが一気に流れ、すぐに否定された。 日本語でも流れたが、否定されたニュースは今でも無視されている。日本の情弱性がこんな所に見える。 最初に出たニュースの一つ。正式な要請ではないが中国が…
西パプア問題を日本人は知らない。 資料がほとんどないからだ。インドネシア専門のジャーナリストに聞いたことがあるが、西パプア問題は解決している、と言われて驚きを超え怒りを感じたことがある。 しかし、私には西パプア問題を語れるほどの知識はない。 …
2ヶ月前、中国の警察がフィジーに来て、77人のインターネット犯罪者を連れて帰った件。 ABCニュースが新たな事実を取材。 連れ去られた中国人の多くが10代の女性だったとの証言。組織的セックスワーカー犯罪の可能性が。 現地のジャーナリストや知人たちの…
太平洋島嶼国と中国のニュースが後を絶たない。 今度はバヌアツ。 空港改修で中国関連企業から賄賂を受け取った14人もの国会議員を汚職で摘発し刑務所に入れたのに、世銀の資金で工事を請け負ったのはなんと中国の会社。 しかし、下記の記事によると、契約…
<フィジーの中国警察介入は正当?不当?> 先般、77名の中国人オンライン詐欺師をフィジーから、中国警察がわざわざ来て送還したニュースがあった。 気になったのが、外国政府(中国)によるフィジ−での法執行が、もしかしたら正式な手続きを踏まずに行われ…
フェイクニュースかと思ったが、各社が報じているので本当のようだ。 フィジーでオンライン詐欺を展開する中国人77名を、中国警察がフィジーまで来て逮捕、送還した、というニュース。 わざわざ、中国の飛行機を飛ばした。 同様の犯罪は、台湾で行われていた…
ILO warns Vanuatu tax reforms could hurt vulnerable 21 July 2017 http://www.radionz.co.nz/international/pacific-news/335546/ilo-warns-vanuatu-tax-reforms-could-hurt-vulnerable 所得税のない国、バヌアツの税制改革が検討されている。 法人、個人…
Free Secondary Education By Anita Roberts Jul 24, 2017 http://dailypost.vu/news/free-secondary-education/article_aa2bb2f7-c102-5103-85df-99fdf893183f.html?utm_medium=social&utm_source=facebook&utm_campaign=user-share 2018年からバヌアツの高…
今年、バヌアツ共和国と外交樹立35周年を迎える中国の軍艦がお祝いにかけつけるとの記事をみかけたが、上記の江凱型フリゲート2隻が6月24日、バヌアツに入港したとのニュースである。 PM, officials and local Chinese community welcome officers and cre…
The Right Man By Dan McGarry http://dailypost.vu/news/the-right-man/article_88fa757e-d434-5edc-9b6c-4bfab1547e81.html バヌアツ共和国のBaldwin Lonsdale大統領は2015年3月の第3回国連防災世界会議に参加し、会議中に大型のサイクロンがバヌアツを襲…
小さい記事だが、台湾の友人から教えてもらい、何となく心に引っかかっている。台北にあったフィジー政府の事務所が閉鎖された、というのだ。 フィジーの窓口機関が台湾から撤退(産経が日本語で出していた。さすが産経!) http://www.sankei.com/world/new…
4月に講演させていただいた海洋議連で、中国の太平洋進出に大きな関心が集まった。 もしかして強調しすぎたであろうか?と心配になって調べたところ、強調が足りないほど、しかも第二列島線どころではないほど、太平洋が「北京の湖」になっている事に驚愕し…
土曜日ですが、書留ておきたいニュースが山程。 まずは陸上自衛隊によるパプアニューギニア軍楽隊支援。 昔、パプアニューギニア軍楽隊への楽器支援の相談を受けた事がある。楽器を送っても管理できるのか?使用されるのか? これが疑問だった。 そうしたら…
Matthew and Hunterは地図右下にあります。私が日本国総理だったらバヌアツと海洋協力協定を締結し海底資源の調査管理を代行。バヌアツの教育・福祉向上につなげます。 太平洋島嶼国にも島を巡った海洋境界紛争がある。 良くニュースで目にしたのがバヌアツ…